2025年9月18日、東京世界陸上6日目に行なわれた男子400メートル決勝。日本勢として1991年東京大会の高野進以来のファイナル進出を決めた中島佑気ジョセフが、その晴れの舞台で44秒62の6着だった。
一時は最下位に沈むも最後の直線でまくり、日本史上最高の6位入賞と最高級の走りを見せた。ただ、レース後のインタビューで中島が噛み締めたのは喜びではなく悔しさだった。
「自分でも驚いています。決勝進出を目標にしてようやくその舞台、しかも地元の東京で走ることができて幸せでしたが、それよりも先に悔しい感情がレース後に出てきて、やっぱりメダルを獲りたかった」
世界陸上の決勝の舞台はなかなか辿り着ける場所ではない。だからこそ、悔しさが募る。
「せっかく掴んだチャンス、世界の頂を目指す最高の戦いの中で、ひと皮剥けたパフォーマンスを見せたかったですが、力足らずで。最後なんとか6着とはいえ、前半かなり行かれてしまって、リチャーズ選手とか優勝した選手はそこからさらに後半でも自分より早いスプリントで走っているので悔しいです」
その悔しさは、決勝を戦ったからこそ湧いてくる感情だ。
「決勝の舞台を経験できて、メダルを獲る選手との差は明確になったので、分析できます。準決勝を走った段階でほとんどの選手が身体を消耗したなかでどれだけもう一段階上げられるか、本当に究極の精神力勝負だったので。そこを経験できて良かったです。まだ先は長いので、金メダルを来年、再来年に目指したいです」
そして、大観衆への感謝の気持ちも心に刻まれた。
「ここに来るまでたくさん失敗してきて。自分は本当に決勝に行ける存在なのか、そんな不安もありましたが、会場の皆さんの応援があったからこそ自分の殻を破れた。ここからこの勢いで一段階上げて上を目指したいです」
構成●THE DIGEST編集部
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「自分でも驚いています。決勝進出を目標にしてようやくその舞台、しかも地元の東京で走ることができて幸せでしたが、それよりも先に悔しい感情がレース後に出てきて、やっぱりメダルを獲りたかった」
世界陸上の決勝の舞台はなかなか辿り着ける場所ではない。だからこそ、悔しさが募る。
「せっかく掴んだチャンス、世界の頂を目指す最高の戦いの中で、ひと皮剥けたパフォーマンスを見せたかったですが、力足らずで。最後なんとか6着とはいえ、前半かなり行かれてしまって、リチャーズ選手とか優勝した選手はそこからさらに後半でも自分より早いスプリントで走っているので悔しいです」
その悔しさは、決勝を戦ったからこそ湧いてくる感情だ。
「決勝の舞台を経験できて、メダルを獲る選手との差は明確になったので、分析できます。準決勝を走った段階でほとんどの選手が身体を消耗したなかでどれだけもう一段階上げられるか、本当に究極の精神力勝負だったので。そこを経験できて良かったです。まだ先は長いので、金メダルを来年、再来年に目指したいです」
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