専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
陸上

「勘違いがすべての元凶かな」山西利和が痛恨ペナを反省 今後については「この結果で『もう一回やらせてください』はなかなか難しい」【世界陸上/競歩】

THE DIGEST編集部

2025.09.20

痛恨のペナルティでメダルを逃した山西(中央)。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

痛恨のペナルティでメダルを逃した山西(中央)。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

 今年20キロ競歩で1時間16分10秒の世界記録を樹立し、金メダルを期待されていた山西利和は、9月19日に行われた東京世界陸上で28位フィニッシュ。2019年ドーハ大会、22年オレゴン大会以来となる3度目の優勝は叶わなかった。

 序盤から先頭集団を引っ張っていたものの、15キロ手前で審判から3度目の警告。ペナルティゾーンで2分間待機を強いられ、自己ベストを大きく下回る1時間22分39秒でレースを終えた。

 レース後、山西は「前半はイエロー(パドル/警告で提示される棒)もそんなに多くなかったので、今日はいけるのかなという勘違いがすべての元凶かな」とペナルティを振り返った。自身で確認できていたイエローパドルは1回だけだったというが、「ペースを上げた時のイエローにもう少し慎重になるべきだったかなと思う」と反省。さらに以下のように続けた。

「(イエローパドル)1枚まではある程度予想しなければならないくらいの出来上がりだった。そこからどう仕掛けていくかというところで『積極的に仕掛けたい』と思ったところが今回のレースの判断の失敗だった。うまく立ち回るべきだった」

「自分の感覚がもう少し多分悪かったのだろうけど、そこに気が付くだけの感度がなかった」
 
 また、ペナルティエリアにいる間はレース後について思いを巡らせていたという。

「どうしようかなという感じ。今日のレースは絶対ゴールしなければならないし選手としてやるべきことだけど、それよりこれからどうしようかなと。変な話今日のレースは終わっちゃう、入賞はないので」 

「どうしようかな」という部分については「選択肢があるわけではない。本当に次どこをどう見て、何をしていくか...自由にやらせてもらう以上、結果は出さなきゃいけない。この結果で『次ももう一回やりたいことやらせてください』っていうのはなかなか難しいと思う」と現状に対する率直な思いを語った。

 そして、「人がいないところでは孤独を感じるくらい」と形容した、沿道からの大声援には「ペナルティエリアに入ってしまって、僕への期待値は無くなっても声をかけ続けてくれることが救いだったな」とコメント。「国内の競歩のレースであんなに人が埋まるっていうのはこれまでなかったので本当にすごくありがたい。そのなかで何とかしたかったな」と感謝と悔しさを表した。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】ウクライナの妖精、”眠れる森の美女”ヤロスラワ・マフチフの厳選ショットを一挙公開!

【画像】超人デュプランティスの”美しすぎる婚約者”、デジレ・イングランデルの厳選ショットを一挙公開!

【画像】ルフィのギアセカンド、悟空のかめはめ波、衝撃のジャンプ力…超人ライルズの厳選ショットを一挙公開!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    9月10日(水)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    10月2日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    9月20日(土)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    9月25日(木)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)