専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
陸上

米国マイルリレー予選敗退→“救済”でケニアと一騎打ち→決勝進出 異例レース決定までの舞台裏を選手が告白「深夜0時30分にコーチから…」「睡眠5時間ぐらい」【世界陸上】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.09.21

米国(右)はケニア(左)との一騎打ちを制し、夜の決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

米国(右)はケニア(左)との一騎打ちを制し、夜の決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

 9月21日、東京世界陸上は国立競技場で最終日を迎えた。この日の午前セッションに前日の男子4×400メートルリレー予選の救済レースが行なわれ、予選で妨害を受けたとして米国とケニアの一騎打ちが実施された。結果は2分58秒48で米国が先着し、20時20分からの決勝に進出した。

 レース後、ケニアとの接戦を制した米国のマイルリレーチームは異例の再レースについて、「トラック上に2チームだけだったのは不思議な感じだった」と率直に振り返った。「それでも、サブスリー(3分を切るタイム)を記録するのは素晴らしいことだ。アメリカの層の厚さを示している。どんな状況でも、俺たちは仕事をやり遂げる能力があることを全員が示した」と自信たっぷりのコメントだった。
 
 前日にバトンが詰まるミスが響き、まさかの6着。一時予選敗退となり、大きな波乱を呼んだ。

 だがそのあと、同組のザンビアと接触があったためアメリカと同じ影響を受けたケニアと決勝進出をかけた一騎打ちレースが21日の午前10時40分から行ない、勝った方が決勝に進む「救済レース」決定の一報が流れると、SNSやネット上を中心に大きな波紋が広がった。

 24時間も経たないなかで迎えた注目のレースについて、「コーチからSNSを見ないように言われていた」と明かす。「俺たちは俺たちの世界に集中していたし、20日の予選が終わって深夜0時30分ごろに(コーチから)メッセージが来て『準備するように』と言われた。朝7時のバスに乗るぞと」だけ説明した。

 ちなみに睡眠時間は「5時間ぐらいだっけど大丈夫だったよ」と冗舌に話し、「俺たちにとっては、アメリカの実力を証明するいい機会だ。最終的には、胸に付けたUSAのことが何よりも大事なんだ」と言葉を強めた。

 一度は絶たれたはずの決勝切符を掴んだマイル最強軍団。決勝は1レーンからスタートし、ジャマイカ、ボツワナら強豪国と激突する。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

【画像】東京世界陸上に降臨した話題の“可愛すぎる女神”今田美桜の喜怒哀楽、厳選ショットを一挙公開!

【画像】超人デュプランティスの”美しすぎる婚約者”、デジレ・イングランデルの厳選ショットを一挙公開!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    9月10日(水)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    9月18日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    9月20日(土)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    9月25日(木)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)