フィギュアスケート女子で2018年グランプリファイナル女王の紀平梨花が９月29日、自身のインスタグラムを更新。アイスダンス転向を電撃表明し、西山真瑚とカップルを結成すると発表した。SNSには早くも二人でツイズルする動画をアップし、息ピッタリなスケーティングを披露した。

　紀平は「この度、西山真瑚さんとアイスダンスカップルを結成することになりました。私はアイスダンスに挑戦します。この挑戦を後押ししてくれた家族や所属先、スポンサーの皆様、私にもう一つのスケート人生の機会をくれた西山真瑚さんには感謝しています。これからも夢に向かって全力で取り組んで参ります」と意気込み、西山とのツーショット写真を添えた。

　さらに自身のXには「最近の練習動画」と題し、練習拠点とするカナダで一緒に氷上練習する動画をアップ。アイスダンスの基本動作といえる多回転の片足ターン＝ツイズルを難なくこなし、曲調に合わせて上半身の振り付けや細かいステップなどを踏んでいた。
  　シングルから転向したばかりとは思えない華麗な動きにスケートファンは騒然。「息ピッタリですね」「ツイルズもう揃ってる」「いい感じ、いい動き」「りかちゃん、なんかもう凄すぎます～」「楽しみしかない」など、フィギュア界に誕生したばかりの超大型カップルのパフォーマンスに喝采が送られた。

　ジュニア時代からトリプルアクセルを武器に完成度の高いスケーティングで10代のころから活躍し、グランプリファイナル制覇、全日本選手権２連覇など、シングル選手として輝かしい実績を残した紀平。ここ数年は右足首の故障に悩まされ、昨シーズンまで２シーズン連続ですべての試合を欠場していた。

　五輪シーズンの今季はミラノ・コルティナ五輪の代表選考を兼ねた全日本選手権につながる中部選手権にエントリーしていたが、怪我の回復が芳しくなく直前で欠場を発表。目標にしていたシングルでのオリンピック出場の可能性が消滅していた。

　欠場を発表したSNS内では「今は、新たな挑戦に向けても前向きに取り組んでおります」との記載があり、復活に向けて今後の去就が注目されていた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「最近の練習動画」紀平梨花が息ピッタリなツイズルを披露

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