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ラグビー

豪州を皮切りに…世界ランク上位の強豪国と今秋連戦へ ラグビー日本代表、現体制の中核を担う注目のメンバーは?

向風見也

2025.10.13

ラグビー日本代表は、10月25日の豪州戦を皮切りに南アフリカ(11月2日)、アイルランド(同8日)、ウェールズ(同16日)、ジョージア(同22日)と対戦する。(C) Getty Images

ラグビー日本代表は、10月25日の豪州戦を皮切りに南アフリカ(11月2日)、アイルランド(同8日)、ウェールズ(同16日)、ジョージア(同22日)と対戦する。(C) Getty Images

 ラグビー日本代表が試されようとしている。

 10月6日、秋のキャンペーンをにらんで合宿を始めた。

 この季節は好調のオーストラリア代表、ワールドカップ2連覇中の南アフリカ代表、欧州で光るアイルランド代表、夏に1勝1敗のウェールズ代表、昨年直接対決で負けているジョージア代表と順にぶつかる。いずれも世界ランクで上回る相手でもある。

 約9年ぶりに復帰して2年目のエディー・ジョーンズヘッドコーチは、格上を破るマインドセットを強調する。

「すべての局面で戦いに、競りに行く」

 昨秋はニュージーランド代表などから大量失点を喫し1勝3敗。今度はその時以上に厳しい日程下、結果、内容の両面で進歩を示したい。本稿は、現体制の底力が問われるいまの注目メンバーを紹介する。
 
(カッコ内は所属先/ポジション/身長・体重/年齢)

●竹内柊平
東京サントリーサンゴリアス/右プロップ/183センチ・115キロ/27歳

 現行のグループの申し子。8月下旬からの国際大会、パシフィック・ネーションズカップ(PNC)へは、ジョーンズに「大会でナンバーワンのタイトヘッド(右プロップ)になるチャンスだ」と発破をかけられて臨んだ。

 総じて好ラインブレイク連発で準決勝ではプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたうえ、「スクラムでも(ライバルたちを)ドミネートできた」。もっとも27-33と惜敗したフィジー代表とのPNC決勝では、大会を通じてうまくいったというスクラムで反則を取られるシーンが前半26分頃にあった。「まだナンバーワンになったとは思っていないです」と現状に満足しない。

「めっちゃ楽しみ。めっちゃ緊張しますが」と臨む今後のツアーでは、一貫性にフォーカスする。


●ハリー・ホッキングス
東京サントリーサンゴリアス/ロック/208センチ・124キロ/27歳

 身体の大きさを活かして相手を掴み上げたかと思えば、そのビッグなボディを低く折りたたんで接点に圧をかけもする。

 2020年にオーストラリアから来日してハイパフォーマンスを維持。連続居住に伴い代表資格を得るのが近づくたび、選出への期待度が高まっていた。もっとも本人は、地に足をつけていた。

「もし(代表入りへ)タイミングが来て、チャンスに恵まれたら、自分のスタンダードが認められたことになるので嬉しいです。しかしいまは、サントリーに全神経を集中させます」

 このほど、満を持して選ばれた。主将候補で身長201センチのワーナー・ディアンズとツインタワーを結成すれば、ラインアウトという上空での球の争奪に違いをもたらせるか。

 担当の伊藤鐘史アシスタントコーチは「どういう相乗効果が起きるか楽しみ」と、ジョーンズは「空中戦に強く、アタック力もある」とそれぞれ期待する。
 
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