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「レッドブルのマシンは今や最速」フェルスタッペンの猛追でF1チャンピオン争いは三つ巴へ! 英紙は歴史的な逆転劇と重ねてマクラーレンの危機を訴える「2007年を彷彿とさせる」

THE DIGEST編集部

2025.10.22

直近4戦で3勝を挙げる快進撃でマクラーレン勢2人とのポイント差を縮めているフェルスタッペン。(C)Getty Images

直近4戦で3勝を挙げる快進撃でマクラーレン勢2人とのポイント差を縮めているフェルスタッペン。(C)Getty Images

 現地10月19日に行なわれたF1第19戦のアメリカ・グランプリで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンで今季5勝目を飾った。前日のスプリントも制した現王者に、逆転でのタイトル防衛を期待する声が高まっている。

 全24戦中、ここまで19戦を終え、マクラーレンのオスカー・ピアストリが346ポイントでランキングトップ、同じくマクラーレンのランド・ノリスが332ポイント(2位)で追う。そして3位のフェルスタッペンは、306ポイントだ。

 まだ差はあるものの、フェルスタッペンは直近4戦で3勝をマーク。マクラーレン勢を凌駕するレースを続けており、一時はピアストリと100ポイント以上あった差が、縮まる一方だ。

 フェルスタッペンの驚異的な追い上げで三つ巴の争いへと突入した戦いに、英紙『The Guardian』も熱視線を送る。同紙は「距離を縮めるフェルスタッペンの猛追がマクラーレンに圧力をかけ、2007年を彷彿とさせる」と題した記事を掲載。18年前の歴史的な逆転劇を振り返っている。

 フェルスタッペンの快進撃の要因について同紙は、レッドブルが後半戦に投入した新型フロアやフロントウイングのアップグレードを挙げ、「この4レースの結果を見る限り、レッドブルのマシンは今やフィールド最速、少なくとも以前は支配的だったマクラーレンに匹敵する性能を手に入れたと言える」と分析する。
 
 そして、マクラーレン勢とフェルスタッペンの現状を、こう見立てる。

「プレッシャーは今や全てマクラーレンにかかっている。対照的に、フェルスタッペンは失うものが何もない。これまでのシーズンの後で勝てなくても恥ではないが、彼はレッドブルのナンバーワンドライバーであり、激しいチャンピオンシップ争いの最終局面を締めくくる経験を全て持っている」

 また、過去の劇的なタイトル争いの際に、マクラーレン代表のアンドレア・ステラが関わっていたエピソードも掲載されている。

「2007年、マクラーレンのルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソがシーズンを通して激しく争うなか、フェラーリのキミ・ライコネンが逆転を狙う状況を、ステラはライコネンのパフォーマンスエンジニアとして経験している。ライコネンはブラジルでのシーズン最終戦に、ハミルトンの107ポイント、アロンソの103ポイントを追う3位で100ポイントで臨み、勝利を収めた。ラスト4レースでの3勝目と終盤の猛追で、1ポイント差でタイトルを獲得した」

 なお、記事では「(フェルスタッペンが)5度目の王座奪還の可能性は十分にある」と締めくくられている。残り5戦、はたして逆転劇は起きるのか。

 25年シーズンのクライマックス、奇跡の瞬間は少しずつ近づいているのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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