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「最も注目を集めたのは速さではなく...」角田裕毅の“激動の週末”に各国メディア賛否「中団勢の全員を負かした」「RB21の性能を考えれば...」

THE DIGEST編集部

2025.10.22

激動の週末を過ごした角田。米国GPでのパフォーマンスに各国メディアから賛否が上がった。(C)Getty Images

激動の週末を過ごした角田。米国GPでのパフォーマンスに各国メディアから賛否が上がった。(C)Getty Images

 F1第19戦のアメリカGPで、レッドブルの角田裕毅はスプリントと決勝レースの両方で7位入賞を飾り、計8ポイントを獲得した。

 スプリント予選ではアタックが時間内に始められない凡ミスによって18番グリッドに沈んだ。スプリント・レースではスタート直後に前方の混乱を上手くかわして11個もポジションを上げると、最後までその順位を維持し2ポイントを獲得した。

 続く予選ではQ2敗退の13番手止まりに終わるも、決勝では再びオープニングラップで順位を上げ、オーバーテイクと前の車の接触による脱落で7番手まで浮上し、2戦ぶりのポイント圏内フィニッシュを飾っている。

 失望と怒り、そして満足感をわずか3セッションの間に経験した角田の激動の週末について、各国専門メディアはどのように評価したのか。
 
 まず英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』は10点満点の採点で及第点の「6」を与えた。「ユウキは2度も予選のパフォーマンスで失望を味わったものの、圧巻のスタートで取り返し、ポイント圏内争いに食い込んだ。レース全体を通してのチームメイト(マックス・フェルスタッペン)との差は依然として大きいものの、中団勢の全ドライバーを打ち負かした点には満足して良いだろう」との寸評を綴った。

 同じく「6」を付与した英専門サイト『RACE FANS』は「貴重なポイントを獲得したが、2つのレースでいずれもペナルティを免れたのは幸運だった」と回顧。『TOTAL MOTORSPORT』は「安定しており、ミスのない走りでレッドブルに貴重なポイントをもたらした。派手さには欠けたものの、成熟度と信頼性を示すレースだった」として「6.5」を与えている。

 同国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』の採点も「6.5」と、可もなく不可もなくだ。「今季の『レッドブル2つ目のシート』で繰り広げられてきた状況を基準にすれば、ユウキは自身の全体的なレースのペースに満足して良いだろう。スプリントではスタートで11ポジション、決勝でも最終的に6つ順位を上げたように、前進は確かに見られた」とポジティブな見解を示している。「ただし、依然として予選は課題として残っている。それでも、シーズンが進むにつれて『RB21』をより上手く操れるようになってきていると窺える」との指摘もあった。
 
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