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「そんな...細身ではない」志田千陽が明かした強打の秘訣 意識すべきは“体幹の使い方”【バドミントン】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.11.05

パリ五輪銅メダリストの志田。都内のイベントに参加した。写真:福冨倖希

パリ五輪銅メダリストの志田。都内のイベントに参加した。写真:福冨倖希

 バドミントンの女子ダブルスでパリ五輪銅メダルの志田千陽が11月3日、都内でコンディショニングブランド『TENTIAL』の体験型イベント『TENTIAL Potential Project』に参加した。第2部のトークショーでは自身のある部分について自虐する場面があった。

 第1部では参加者30人とバドミントン講習会で交流を楽しんだ。コートを順にまわりバドミントンのアドバイスを送りながら、実際にラケットを持って実践。後半は参加者とダブルスを組み、エキシビションマッチを実施。速いスマッシュを放つ場面もあり、汗を拭った。

 第2部では食事・睡眠・身体の使い方をテーマにトークショーを展開。自身の体質的に体重が落ちやすいという志田は「試合がない期間は多めにしっかり食べて、体重を増やしている」とコンディションをキープする工夫を明かす。「楽しいと思って食べ始めたら、目標体重にいけた」とも話し、意識の変化も大切だと気づいたという。

 他には、「アイドル(乃木坂46)が好きなので、寝る前は好きなものを見てストレッチしながら身体を整える」「電子機器、携帯電話は頭から離れたところに置いて寝るようにしている」といった、リラックス法やルーティーンなどを打ち明けた。
 
 トークショーの後半では参加者からの質問で、見た目が細見なのになぜスマッシュが速く打てるのかと尋ねられると、「そんな...細身ではない」と笑いながら「実物を今日見て、意外と脚だったり(体格が)しっかりしているなと思った方いると思いますけど...」と自虐しながら「スマッシュは柔らかさとか、肩のインナーの使い方だったり、脚の筋肉とかもすごい大事だと思っていて。しっかり体重を乗せたり、体幹の締め方とか。練習の中でウエイトトレーニングを続けたり、体幹の使い方を意識することが大事だと思う」と答えた。

 また試合中に意識していることは、相手に矢印を向け続けることだと強調。「バトミントンは対人競技なので、相手が今どういうプレーをしようとしているのかだったり、相手の癖だったり、相手がいま何をしたいのかとか。矢印を相手に向けて戦うことを常に意識しています」と話し、「正直プレッシャーと向き合っている暇はないです」と最後は笑い飛ばした。

 8月の世界選手権後、11年間コンビを組み続けた松山奈未とのペアを解消した志田は混合ダブルス五輪2大会連続銅メダルの五十嵐(旧姓・東野)有紗とペアを組んだ。結成当初は嚙み合わないところが多かったと率直に明かすが、試合を重ねていくうちに「後衛での打ち分けが増えた」と戦術の幅が広がり、コンビネーションも磨かれた。

 ここまで6試合をこなし、次戦は所属チームが拠点を置く熊本での国際大会に出場を予定している。「自分が住んでいるところなので、熊本で行なわれる国際大会は本当に貴重だと思う。悔しいで終わらないように。楽しいプレーを見せて、皆さんに楽しんでもらいたい」と声を弾ませ明るく意気込んだ。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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