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フィギュア

鍵山優真、SP首位発進もスピンでまさかの“0点”に猛省「ありえないところでミス続いた」「試合で初めてやってしまった…」【フィギュアNHK杯】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.11.07

鍵山はSP首位発進もまさかのミスを猛省した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

鍵山はSP首位発進もまさかのミスを猛省した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 11月7日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は男子ショートが行なわれ、2022年北京五輪銀メダリストの鍵山優真が98.58点。今季GPシリーズ初戦を首位発進した。しかし演技後は唖然とする表情に。なぜなら3つ目のスピンでミスをしてしまい、まさかの「0点」と痛恨のミスを悔やんだ。

 冒頭の4回転トウループ+3回転トウループを鮮やかに決めた鍵山。続く4回転サルコウも流れるように完璧に決める。2つのジャンプだけでGOE(出来栄え点)が大きく加点され、最後のトリプルアクセルも成功。ジャンプは回転不足をとられることなく、難なく決めた。

 しかし、だ。3つ目に予定していた​​​​​​足替えのキャメルスピンでミスがあり、ジャッジは0点に...。のちに「ステップでも少しミスがあった」と明かした。結果的には日本男子初となる大会3連覇に向けて好発進を決めた鍵山。得点を見届けて満足するようにうなずいたが、キスアンドクライから立ち上がるとガックリ肩を落とした。
 
 演技後、鍵山は「ジャンプは一通り降りることができたけど、ありえないところでミスが続いた」と猛省。「試合では初めてスピンでのミス。当たり前のようにできて当然のものをミスしてしまった」と続けた。

 当日の公式練習でも同じ箇所を失敗していたという鍵山は「焦らずに...と思いすぎて慎重になりすぎた。『やってしまったな~』と思ったんですけど、そのあとはなんとか耐えながらできたかな」と振り返り、ジャンプは概ね満足しているが「ショートは自己ベストを目指してきたので悔しい。まだ1戦目で良かった」と苦笑いを浮かべた。

 明日のフリーに向けては3連覇がかかる。コーチであり、実の父親である正和さんからは「中途半端なことしてできるものはないよ」と言われた。「スピンは中途半端だったかな。明日に向けて切り替え、公式練習からしっかりやっていきたい」と前を向いた。

▼鍵山優真のNHK杯ショート
合計点 98.58点
技術点  53.79点
演技構成点  44.79点
減点  0.00点

 1 4T+3T  13.70  3.53
 2 4S   9.70  3.74
 3 CCSp  0.00  0.00
 4 3A   8.80  2.51
 5 FSSp3  2.60  0.74
 6 StSq3  3.30  0.57
 7 CCoSp4 3.50 1.10
※左からエレメンツ、基礎点、GOE(出来栄え点)

構成●THE DIGEST編集部

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