12月10日、「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」の記者発表会が行なわれ、出場する全20校と関東学生連合チームのエントリーメンバー16名が公表された。
そのなかで10月の箱根駅伝予選会を10位で通過し、4年連続31回目の本選出場を決めた立教大の高林祐介監督は、今秋本来の力を発揮できなかったエースの馬場賢人を投入してきた。
馬場は、昨年の予選会で日本人3位に入り、箱根駅伝ではエース区間2区で好タイムを叩き出す。その後、今年の日本学生ハーフマラソン2位、ワールドユニバシティゲームズの同種目で4位に入賞するなど、日本学生長距離界屈指の存在にまで成長した。
しかし、箱根駅伝予選会や「秩父宮賜杯 第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)」は欠場。コンディションが心配されていた。
記者発表会後に取材に応じた高林監督は、馬場の現状についてこう語った。
「予選会の時点では少し厳しい感じでしたけど、11月の中旬ぐらいから走れるようにはなってきた。今は、もう順調にトレーニングに復帰をしています。このまま行けば、箱根も出走だけではなく、しっかり勝負をしていける感じです」
駅伝では、主軸選手のコンディションが上がり切らない場合に、主要区間以外で起用されるケースも多い。ただ指揮官は、具体的な区間こそ明言はしなかったが、本人の意図に沿った大事な区間への投入の可能性を明かした。
予選会では、馬場の欠場もありギリギリとなる10位での本選進出になった。その点を尋ねると、高林監督は「失うものはないので、思い切ってチャレンジをしたいです。4年生も最後で、経験者は4年生が多いので、そのなかで、しっかり思い切って、変なプレッシャーがなく思い切ってやらせてあげたいです」と意気込んだ。
2023年の第99回大会で55年ぶりの箱根駅伝出場を果たして以降、まだシード権獲得がない立教大。はたして本番での激走はなるだろうか。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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しかし、箱根駅伝予選会や「秩父宮賜杯 第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)」は欠場。コンディションが心配されていた。
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「予選会の時点では少し厳しい感じでしたけど、11月の中旬ぐらいから走れるようにはなってきた。今は、もう順調にトレーニングに復帰をしています。このまま行けば、箱根も出走だけではなく、しっかり勝負をしていける感じです」
駅伝では、主軸選手のコンディションが上がり切らない場合に、主要区間以外で起用されるケースも多い。ただ指揮官は、具体的な区間こそ明言はしなかったが、本人の意図に沿った大事な区間への投入の可能性を明かした。
予選会では、馬場の欠場もありギリギリとなる10位での本選進出になった。その点を尋ねると、高林監督は「失うものはないので、思い切ってチャレンジをしたいです。4年生も最後で、経験者は4年生が多いので、そのなかで、しっかり思い切って、変なプレッシャーがなく思い切ってやらせてあげたいです」と意気込んだ。
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