2026年の1月2日、3日に開催される「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」で、青山学院大は同大会3連覇を目指している。同大2回目の快挙に向けポイントの一つとみられているのが、昨年度まで活躍したランナーが卒業して抜けた“山岳区間”での選手起用だ。
“大学三大駅伝”と称されている箱根駅伝と「出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)」「秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)」では、距離や区間に加えて、最大の違いが“山”の存在だ。
箱根駅伝の5区は神奈川県小田原市から同県箱根町、6区はその裏返しとなる。この2区間は標高差が800メートル以上あるため、5区は“山上り”、6区は“山下り”と称され、特殊な走法が必要になる。
青山学院大は昨年度まで5区に若林宏樹氏、6区には野村昭夢(住友電工)を擁しており前回大会は2人だけで2位の駒澤大に2分30秒以上の差をつけた。ちなみに、5区と6区以外のタイムを合計すると、青山学院大と駒澤大は、僅差だった。
この“山のスペシャリスト”ふたりが揃って卒業したなか、青山学院大はどんな選手を起用するのだろうか。12月10日に行なわれた「箱根駅伝トークバトル」で原晋監督はルーキーの起用を示唆した。チームのキーマンを問われると、こう答えた。
「1年生の石川(浩輝)、上野山(拳士朗)、松田(祐真)。山上り、下りの候補なので、未知数なのが、本番でどう表現できるか。1年生が、どれだけスタートラインにきちっと立てるかどうかがポイントなので」
「上りと下り、それぞれ要員がいます。3分の2で上り下りがあります。ただ1年生は1年生なので、額面通り行くかどうか、他の大学さんも1年生はいくら良い人材が入ってきても、的中するかの確率が高くはないので、不安がやっぱりありますよね。どう起用するかですね」
1年生のため、大学駅伝での経験では劣るものの、箱根駅伝を8回制した原監督が太鼓判を押すほどの高い資質の持ち主のようだ。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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この“山のスペシャリスト”ふたりが揃って卒業したなか、青山学院大はどんな選手を起用するのだろうか。12月10日に行なわれた「箱根駅伝トークバトル」で原晋監督はルーキーの起用を示唆した。チームのキーマンを問われると、こう答えた。
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「上りと下り、それぞれ要員がいます。3分の2で上り下りがあります。ただ1年生は1年生なので、額面通り行くかどうか、他の大学さんも1年生はいくら良い人材が入ってきても、的中するかの確率が高くはないので、不安がやっぱりありますよね。どう起用するかですね」
1年生のため、大学駅伝での経験では劣るものの、箱根駅伝を8回制した原監督が太鼓判を押すほどの高い資質の持ち主のようだ。
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