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格闘技・プロレス

井上尚弥、プロキャリア全31戦で「打ち負かせなかった」最も手強い対戦相手を英メディアに告白「意外だ」

THE DIGEST編集部

2025.12.17

直近のアフマダリエフ戦で判定勝利を飾った井上。一方的な展開に持ち込んだ。写真:滝川敏之

直近のアフマダリエフ戦で判定勝利を飾った井上。一方的な展開に持ち込んだ。写真:滝川敏之

 プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥は今月27日、サウジアラビアのリアドでWBC同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)と防衛戦を迎える。異国での対戦を間近に控える無敵のモンスターは英メディア『talkSPORT』の取材に応じ、自身のキャリアの中で最も手強った対戦相手を明かした。
 
 2012年のプロデビューから圧倒的な強さを誇示し続ける井上は、ここまで31戦全勝(27KO)。異次元の連勝街道を歩み続けている。ライトフライ級から始まりスーパーフライ級、バンタム級、現在の主戦場であるスーパーバンタム級と4階級で世界制覇を達成。世界戦26連勝(23KO)は、ジョー・ルイス、フロイド・メイウェザー(ともに米国)と並ぶ男子歴代最多記録で、次戦のピカソ戦に勝てば単独トップに立つ。

 ほとんどの試合でピンチに陥ったことが少ない井上にとって、キャリア史上一番強かった対戦相手は誰なのか。ボクシング関係者なら誰もが興味ある話題に32歳の統一王者は『talkSPORT』のインタビューの中で9月に名古屋で判定勝ちしたムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の名を挙げる。
 
 当時WBA世界スーパーバンタム級暫定王者だった五輪メダリストは、SNSなどを通じて井上を挑発。かねて対戦を熱望していた。ようやく今年実現した因縁あるボクサーとの一戦について井上は「(アフマダリエフ戦は)自信があり、準備もできていた。しかし、彼を打ち負かせなかった。これが僕にとっておそらく最も厳しい試合だった」と振り返った。

 アフマダリエフ戦で井上は、KO狙いには見えない戦い方で終始相手をテクニックで翻弄。危険な場面は見られず、118対110が2名、1名が117対111の大差での判定勝ちだった。圧勝した試合が“最も厳しい試合”と評すほど、井上の力量はずば抜けていたのだろう。

 井上の告白について『talkSPORT』は「井上尚弥の伝説的キャリアの中で最も手強い対戦相手は意外だった」と言及。田口良一、デビッド・カルモナ(メキシコ)、ノニト・ドネア(フィリピン)など判定勝負にまで持ち込んだ歴戦のボクサーの名前を挙げつつ、「将来確実に殿堂入りするこのボクサーの回答は、驚くべきものかもしれない」と評した。

 ボクシング界で確固たる地位を築きつつある井上。中東で拳を交える無敗のメキシコ人ボクサーとの防衛戦では、どんなファイトを見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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