現地12月21日、エンゲルベルク(スイス)で開催されたスキージャンプ・ワールドカップ(W杯)男子ラージヒル第12戦で北京五輪個人ノーマルヒル金メダリスト小林陵侑(チームROY)が優勝した。小林の勝利は11月の第2戦リレハンメル(ノルウェー)大会以来で、今季2勝目となった。
小林は1回目を終えた時点で5位にとどまっていたが、2回目に会心のジャンプを披露。合計310.0点を記録し、逆転優勝を果たした。この結果、現在W杯5連勝中と圧倒的な強さを見せていたドメン・プレブツ(スロベニア)の連勝記録を阻止した。
プレブツは前半を同点首位で折り返したものの、2回目は風の影響を受け、飛距離141メートルを記録しながらも得点を伸ばせなかった。一方の小林は、難しいコンディションの中で132メートルを飛び、空中姿勢と着地を完璧にまとめ、順位を一気に押し上げた。
国際スキー・スノーボード連盟公式サイト『FIS』によると、小林は試合後のインタビューで「勝ててとても嬉しい。今日のパフォーマンスは良かった」と喜びを語った。一方で、1回目を5位からの逆転劇については「その時点では勝てるとは思っていなかった」と素直な心境を明かした。
また、小林は「コーチからは、『ただ自分のジャンプに集中しろ』と言われていた」と話し、風が変わりやすい条件下で冷静さを保てたのが勝利につながったと振り返っている。
今季2勝目を挙げた小林が、絶対的な強さを誇っていたプレブツを破ったことで、年末年始のジャンプ週間に向けて男子W杯の勢力図は再び混沌としてきた。次戦は12月28日~29日にかけて、オーベルストドルフ(ドイツ)で開催される。
来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪で2大会連続の金メダルが期待される日本人ジャンパーのエンジンが上がってきた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】スキージャンプ FIS ワールドカップ 2025/26 ラージヒル第12戦ハイライト
小林は1回目を終えた時点で5位にとどまっていたが、2回目に会心のジャンプを披露。合計310.0点を記録し、逆転優勝を果たした。この結果、現在W杯5連勝中と圧倒的な強さを見せていたドメン・プレブツ(スロベニア)の連勝記録を阻止した。
プレブツは前半を同点首位で折り返したものの、2回目は風の影響を受け、飛距離141メートルを記録しながらも得点を伸ばせなかった。一方の小林は、難しいコンディションの中で132メートルを飛び、空中姿勢と着地を完璧にまとめ、順位を一気に押し上げた。
国際スキー・スノーボード連盟公式サイト『FIS』によると、小林は試合後のインタビューで「勝ててとても嬉しい。今日のパフォーマンスは良かった」と喜びを語った。一方で、1回目を5位からの逆転劇については「その時点では勝てるとは思っていなかった」と素直な心境を明かした。
また、小林は「コーチからは、『ただ自分のジャンプに集中しろ』と言われていた」と話し、風が変わりやすい条件下で冷静さを保てたのが勝利につながったと振り返っている。
今季2勝目を挙げた小林が、絶対的な強さを誇っていたプレブツを破ったことで、年末年始のジャンプ週間に向けて男子W杯の勢力図は再び混沌としてきた。次戦は12月28日~29日にかけて、オーベルストドルフ(ドイツ)で開催される。
来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪で2大会連続の金メダルが期待される日本人ジャンパーのエンジンが上がってきた。
構成●THE DIGEST編集部
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