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フィギュア

異次元という言葉すら陳腐。なぜ心を奪われたのか、“りくりゅう”が示した「究極の美」【冬季五輪】

THE DIGEST編集部

2026.02.09

ペアショートでのフィニッシュシーン。この瞬間、まさに心を奪われた。(C)PA Images/アフロ

ペアショートでのフィニッシュシーン。この瞬間、まさに心を奪われた。(C)PA Images/アフロ

 何度リプレイを見返しただろう。その演技はあまりに美しく、素人目でも明らかに異次元だった。いや、異次元という言葉さえ陳腐に感じるほどで、まさに心を奪われた。

 ミラノ・コルティナ五輪、フィギュアスケート団体でのペア。“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一組が披露した演技は涙がわっと溢れ出てくるくらい感動的なものだった。ルールも技名も完璧に把握していない自分が見ても完璧なパフォーマンス、これこそ“究極の美”なのではないのか。

 面白いもので何度も見返すうちに、デススパイラル、リフトといった技名を覚えていく自分がいる。こうやって、フィギュアにのめり込んでいく方もいるのだろうと思いつつ、“りくりゅう”の何が凄いかを素人ながらに考えてみた。
 
 抜群のコンビネーション、難易度の高い技術はもちろん、なにより惹かれたのは2人の表情だ。トリプルツイストを決めたあとの自信に満ち溢れた表情、ペアショートでフィニッシュに向かう直前の気合いが込もった表情をはじめ、その全てに引き込まれてしまった。

 氷上を滑るだけでも大変なはずなのに、2人が呼吸を合わせて難易度の高い技を繰り出していく。スタミナを相当消耗しているはずなのに、それを微塵に感じさせない“りくりゅう”の表情があっての究極の美だった。

 技術、完成度、そして感情をここまで同時に届けられるペアは、そう多くない。
“りくりゅう”が見せたのは、競技の枠を超えた「美」そのものだった。

 素人の心をここまで動かせる演技こそ、最強なのかもしれない。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【画像】2大会連続の銀メダル!ミラノ・コルティナ五輪・フィギュア団体決勝の演技をプレーバック!
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