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皇帝プルシェンコは“マリニンの悲劇”を予言していた! 妻に断言した必然の結末「団体戦に出れば…」「精神的にも肉体的にも不可能だった」【冬季五輪】

THE DIGEST編集部

2026.02.15

自身も五輪の魔物に苦しんだ経験があるプルシェンコ氏。マリニンの悲劇に何を感じたのか。(C)ZUMA Press/AFLO

自身も五輪の魔物に苦しんだ経験があるプルシェンコ氏。マリニンの悲劇に何を感じたのか。(C)ZUMA Press/AFLO

 ミラノ・コルティナ五輪における最大の番狂わせとなるだろう。現地2月13日に開催されたフィギュアスケート男子フリーで、ショートプログラム首位の“4回転の神”イリア・マリニンがまさかの転倒やミスを連発する大失速。初の個人金メダルを逃がし、なんと8位に沈んだのだ。優勝はミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)で、鍵山優真が銀メダル、佐藤駿が銅メダルという結果に終わった。

 世界に衝撃を与えたビッグニュース。ロシア・フィギュア界でのレジェンドで、過去五輪で金メダル2個、銀メダル2個を獲得した“皇帝”エフゲニー・プルシェンコ氏は、フリーを前にマリニンの苦戦を予言していたという。妻であるヤナ・ルドコフスカヤ氏が公式テレグラムで明かした。

 ルドコフスカヤ氏は「敗れたのは21世紀のフィギュア界における天才ではなく、アメリカ連盟でした。団体戦で彼を消耗させ、結果として個人戦の金メダルを失わせてしまったのです」とばっさり。そのうえで夫との会話を紹介。「4度のオリンピックを経験したエフゲニーは、イリアが団体戦でふたつのプログラムで滑ると聞いてすぐさま、『イリアはこの大会では勝てない』と断言しました。でも私は信じられなくて、その時は驚して目を丸くしたものです」と振り返った。
 
 さらに妻は、プルシェンコ氏の言葉を代弁する。

「彼は言いましたよ。4年に一度の、最も重要で過酷な大会で、4つのプログラムを同じ集中力で滑り切るなんて、精神的にも肉体的にも不可能なのだと。団体での金メダルは、個人の金メダルに値するものではないのに、結果としてイリアはフリー15位に沈み、総合8位という悲劇につながったのだと。団体戦でイリアがミスしたのを見て、私は偶然なのかとエフゲニーに尋ねました。彼は言いました。『違うんだ、ヤナ。これがオリンピックなんだ』と」

 ルドコフスカヤ氏は「誰もが最高の状態で臨む舞台で、勝敗を分けるのは戦略と鋼のような精神力です。残念ながら4つのプログラムに挑み、世界で唯一成功させている4回転アクセルまで狙ったイリアの戦略はうまくいきませんでした」と評し、「羽生結弦は(北京五輪で)その要素によってメダルを失い、そしてイリアは今回、すべてを失いました。本当に気の毒です」と続けた。

 プルシェンコ氏は2014年ソチ五輪で団体戦に出場し、今回のマリニンと同様にショート&フリーで結果を残してロシアの金メダル獲得に貢献。しかし個人ショートの直前練習で3回転アクセルの着氷に失敗して腰痛を悪化させ、棄権を余儀なくされた過去がある。

構成●THE DIGEST編集部
【画像】皇帝プルシェンコと美人妻の“20年前と現在”のツーショットをチェック!
 
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