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マラソン・駅伝

日本人2位・鈴木健吾「少しずつ戻ってきている」5年前に日本人初2時間4分台「僕ももう1回頑張らないと」【東京マラソン】

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.03.02

日本人2位に入った鈴木。現状の課題を明かした。(C)東京マラソン財団

日本人2位に入った鈴木。現状の課題を明かした。(C)東京マラソン財団

 3月1日に行なわれた東京マラソン2026で、前日本記録保持者の鈴木健吾(神奈川・横浜市陸協)は男子マラソン日本人2位の2時間06分09秒(全体13位)だった。

 鈴木は神奈川大時代に頭角を現し、富士通入社後はマラソンに活躍の場を移す。東京五輪代表を争った2019年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は7位だった。そして、21年3月のびわ湖毎日マラソンでは後半の猛烈なペースアップで、日本人で初めて2時間05分の壁を突破する2時間04分56秒の日本最高記録をマークした。

 ただ、それ以降は自身のタイムを破れず、日本記録保持者の座は大迫傑(リーニン、昨年12月バレンシアマラソンで2時間04分55秒)に譲った。25年10月からプロランナーになったなかで臨んだ今大会は、2時間05分59秒(全体12位)だった大迫とのデットヒートには敗れたものの、30キロ以降に幾度も仕掛けるなど見せ場を作った。

 戦いを終えてミックスゾーンで取材に応じた鈴木は、現在の自身の身体の状態を60%だと分析する。これまでの期間は復活への過程だったのか、新しい自分を作っていたのかと尋ねると、「歯車が合ってないような時期が続いていたのですけど、去年から少しずつ状態は戻ってきているように感じています」と答えた。
 
 メンタル面についての気づきも明かした。30歳の鈴木は34歳の大迫に日本記録を更新された際に「若者に抜かれるより『僕ももう1回頑張らないと』いう気持ちになりました。『抜かれた時、どういう気持ちになるのだろう』とずっと思っていたのですけど、悔しい思いが湧いてきたので『まだまだ自分もアスリートだ』と思いました」と振り返る。

 日本最高記録樹立から、ちょうど5年が経った。この間について鈴木は「タイム的には成長のない5年ですけど、いろいろ苦しい時期や試行錯誤する時期が長かったです」と振り返り、「そういうのを弾みにし、もう1回ステップアップするために必要な時間だったと思えるように、これから取り組んでいきたいです」と前を見据えた。

 身体とは違い、気持ちの状態は120%だと笑った鈴木。今後、さらなる上昇が期待できそうだ。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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