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バレーボール

【現地取材】「1点、1本に妥協を許さない」CL制覇で今季4冠、石川祐希が語るペルージャの極意「詰まるところ練習通りにプレーをするだけ」

佳子S.バディアーリ

2026.05.23

CL連覇を経験したペルージャの石川祐希。写真:佳子S.バディアーリ

CL連覇を経験したペルージャの石川祐希。写真:佳子S.バディアーリ

 欧州クラブシーズンの最後を飾る大会『CEVチャンピオンズリーグ(CL)』は、日本代表の主将・石川祐希が所属するシル シコマ モニーニ・ペルージャ(大会担当スポンサーをクラブ名に表記)の2連覇で幕を閉じた。昨季の初冠に続きさらなる偉業を果たした会場で、石川にインタビュー取材を敢行した。

 ディフェンディングチャンピオンのペルージャは、4回戦からスタートの全10試合を白星で終えての完全優勝だった。Final Four(ファイナルフォー)と名付けられた2日間にわたる最終決戦の準決勝でポーランドリーグ3位PGE プロジェクト・ワルシャワにストレート勝ち。決勝でも同リーグ王者アルロンCMCワルタ・ザビエルチェを完勝で粉砕して再び欧州の頂点へ上り詰めた。

 2月に負った右膝の怪我が影響し、リリーフサーバーでの出場となった石川は胸に輝く今季4つ目の金メダル(CL、リーグ、スーペルコッパ、世界クラブ選手権)とともに、シーズンベストと言える内容だった決勝のチームパフォーマンスを笑顔で振り返った。

「今日の試合に関して、第1セットは僕たちペルージャと相手のザビエルチェが非常にレベルの高いバレーボールでサイドアウトを取り合う戦いになりました。本当にハイクオリティーなセットだったと思います。(接戦になった1セット目は)最後の方にブロックされてやばいかなと思ったところもありましたけど、逆にブロックを返してもう本当にどちらが取ってもおかしくないセットでした。そこを取りきれたところは一つ僕らが強かったなと感じています」

 
「2セット目、3セット目に関しては相手にミスが出始めてサーブレシーブも崩れ出しました。それに対して僕たちは常に1セット目のようにサイドアウトが切れていればあまり負けることがないので、(相手は)そこで踏ん張れなくなったなと思います。3セット目は僕らがブロックディフェンスとサーブで攻めの戦いを仕掛けられたので、戦況が変わる心配はないなと安心した気持ちで見ていました」

 昨季は最大級の活躍でクラブの悲願だったCL優勝に貢献。現地のメディア関係者やサポーターたちは、「あのCL初優勝はユウキがいたから」と今も繰り返す。しかし、今回は2月から3か月近くに及んだ負傷離脱により、混戦となった第1セットの17-17でリリーフサーバーとして起用されるに留まった。以降のセットは、ペルージャが早期に主導権を握り2大会連続の優勝へと疾駆した。

「1セット目は試合の流れを見ながらリリーフサーバーで出場機会があるかなぁと予想していましたけど、その後のセットは点差がこれだけ離れたら声がかかることはないなと思いながら見ていました。僕がそのような形で起用されないときこそ、チームとして良く機能している証で全然プラスなことですから。外から見ていてこのチャンピオンズリーグの決勝でチームは非常に良いバレーができたと思います」

 
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