今季からキャデラックに入団しF1へ復帰を果たしたセルジオ・ペレスは現地7月13日公開のポッドキャスト番組『High Performance』に出演。レッドブル時代の苦労の日々を明かした。
ペレスは自身のキャリアにとってレッドブル入りが「素晴らしいと言える」と前置きしつつ、マックス・フェルスタッペンを中心としたチーム運営の“歯車”としてレースに参加していたと説明。当時のチーム代表であるクリスチャン・ホーナー氏との最初の会話で次のような言葉がかけられたという。
「私たちが2台でレースをするのは、そうしなければいけないからだ。もし(1台だけでエントリーが)可能であれば、1台だけでレースするので十分だ。全てはマックス(・フェルスタッペン)のため。チャンピオンシップを勝ち取りたいんだ」
また、レッドブル時代の終盤にはチームとして「成功しすぎた」ため、チーム内部で争いが絶えず、「厳しい時期を過ごした」という。「精神的な疲労が大きかったので、1年間の休養が必要だった」とペレス。「精神的に強いと思っていた僕でさえもとても辛いものだった。有害だった、とすら言える」とも語っている。
そんな状況のなかでもペレスは「期待以上の働きをしたと思う」と自己評価。一方でチームは“フェルスタッペン体制のセカンドドライバーに必要なのはスピードではなく精神的な強さ”という事実を忘れたと指摘する。
実際に、ペレスの後任にリアム・ローソン(現レーシングブルズ)や角田裕毅(現レッドブル・レーシングブルズ/リザーブドライバー)といった若手ドライバーを置き厳しい成績に終わっている。「(後に)他のドライバーが入ってきて、4年間僕がどれだけの仕事をしてきたか気づいてくれたんだ」「あのシステムはドライバーを壊す」とペレスは語っている。
そして、フェルスタッペンの能力やリーダーシップには称賛を送りつつも、エンジニアやアップグレードなどの面で「最高の環境」を一身に享受していたと主張。タイムや成績で肉薄する時期もあったが、アップデートが加わるとすぐに決定的な差が開いてしまったという。
今季はコンストラクターズランキング4位に甘んじているレッドブルだが、ドライバーズランキングではフェルスタッペンの7位(76ポイント)に対して、新加入の21歳アイザック・ハジャーも8位(52ポイント)と完全な一強体制とは言えない順位に落ち着いている。
フェルスタッペン退団の噂も浮上しているが、今後レッドブルはどのような形で再浮上を目指していくのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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【記事】「見どころは規則ではなくドライバー」フェルスタッペン、今季初表彰台も“現行規則”への苦言止まらず「これはフォーミュラ1の本来の姿ではない」
ペレスは自身のキャリアにとってレッドブル入りが「素晴らしいと言える」と前置きしつつ、マックス・フェルスタッペンを中心としたチーム運営の“歯車”としてレースに参加していたと説明。当時のチーム代表であるクリスチャン・ホーナー氏との最初の会話で次のような言葉がかけられたという。
「私たちが2台でレースをするのは、そうしなければいけないからだ。もし(1台だけでエントリーが)可能であれば、1台だけでレースするので十分だ。全てはマックス(・フェルスタッペン)のため。チャンピオンシップを勝ち取りたいんだ」
また、レッドブル時代の終盤にはチームとして「成功しすぎた」ため、チーム内部で争いが絶えず、「厳しい時期を過ごした」という。「精神的な疲労が大きかったので、1年間の休養が必要だった」とペレス。「精神的に強いと思っていた僕でさえもとても辛いものだった。有害だった、とすら言える」とも語っている。
そんな状況のなかでもペレスは「期待以上の働きをしたと思う」と自己評価。一方でチームは“フェルスタッペン体制のセカンドドライバーに必要なのはスピードではなく精神的な強さ”という事実を忘れたと指摘する。
実際に、ペレスの後任にリアム・ローソン(現レーシングブルズ)や角田裕毅(現レッドブル・レーシングブルズ/リザーブドライバー)といった若手ドライバーを置き厳しい成績に終わっている。「(後に)他のドライバーが入ってきて、4年間僕がどれだけの仕事をしてきたか気づいてくれたんだ」「あのシステムはドライバーを壊す」とペレスは語っている。
そして、フェルスタッペンの能力やリーダーシップには称賛を送りつつも、エンジニアやアップグレードなどの面で「最高の環境」を一身に享受していたと主張。タイムや成績で肉薄する時期もあったが、アップデートが加わるとすぐに決定的な差が開いてしまったという。
今季はコンストラクターズランキング4位に甘んじているレッドブルだが、ドライバーズランキングではフェルスタッペンの7位(76ポイント)に対して、新加入の21歳アイザック・ハジャーも8位(52ポイント)と完全な一強体制とは言えない順位に落ち着いている。
フェルスタッペン退団の噂も浮上しているが、今後レッドブルはどのような形で再浮上を目指していくのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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