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「涙が止まらない!」親日家のフィギュア選手、ジェイソン・ブラウンと、北海道の少年との心温まるストーリー

THE DIGEST編集部

2020.03.13

演技後リンクに投げ入れられるぬいぐるみを自分の手で施設へ届けることがあるブラウン。(C)Getty Images

 先の四大陸選手権にて羽生結弦に次ぎ、銀メダルに輝いたアメリカのフィギュアスケーター、ジェイソン・ブラウン。大の親日家でも知られ、彼のSNSには日本語でコメントが綴られることもある。
 
 また、演技後リンクに投げ入れられるぬいぐるみを、自らの手で施設に届けることもあり、昨年11月、NHK杯で来日した際には北海道・札幌にある「ドナルドマクドナルドハウス」へ足を運んだ。

 そこで出会った少年との交流が、話題となっている。

 自宅から遠い病院へ通う患者と、親御さんのために建設された宿泊施設に訪れたブラウンは、車いすの少年と遭遇。流暢な日本語で「何歳ですか?」と尋ねると「6歳」と答える動画をアップした。

「この男の子に僕の心は打たれました。この男の子は僕の新しい友達です!」というコメントとともに、男の子がセサミストリートの大きな「エルモ」のぬいぐるみを抱え、楽しそうに交流する姿が収められている。
 
 そして、3月11日には少年から「ジェイソン・ブラウンさん 四大陸選手権、テレビでみていました。2位おめでとうございます。 これからもずっと応援します。 ぼくは今、毎日歩くれんしゅうをがんばっています」と歩く動画とともに、お祝いコメントが届く。

 心優しきブラウンは、この2つの動画をつなげたものを、Twitterにアップした。

「少年を誇りに思います!! まさに強さと回復力!僕が11月に札幌を訪れた時に出会った彼は、日本で刺激を与えてくれた。勇気あるこの一歩は、僕を奮起させてくれる!」

 この心温まるやりとりにコメントも沸いた。

「涙が止まらない!」
「子どもたちと笑顔を共有してくれたジェイソンを誇りに思っています! 」
「2人の全てのステップがとてもすばらしいです」
「ジェイソンのやさしさ、男の子の勇気、すごいなぁ」
「世界選手権がなくなりがっかりしていたところに、あなたは特別なパワーを与えてくれた」

 折しもブラウンが出場予定となっていたフィギュアスケート世界選手権が、コロナウイルスの感染拡大により中止となり、仕方がないとはいえど、がっかりするファンも多い中、このような心と心をつなぐやさしい光景に、心癒された人も多くいたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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