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「まるで重力がないみたい」インフルエンザ明けで全米4連覇達成! ネイサン・チェンの4回転ジャンプに称賛の嵐

THE DIGEST編集部

2020.01.27

全米選手権を制し、4連覇を達成したネイサン・チェン。 (C) Getty Images

全米選手権を制し、4連覇を達成したネイサン・チェン。 (C) Getty Images

 現地時間1月26日に全米選手権の男子フリーが行なわれた。ショートプログラム(SP)で114・13点という世界最高得点を叩き出したネイサン・チェンは、4回転フリップ+3回転トゥループ、4回転サルコーなどのジャンプを着氷し、216・04点をマーク。総合330・17点で首位に立ち、同大会4連覇を達成した。

 この大会は国際スケート連盟の公認外の大会であるため公式記録には残らないが、現時点で羽生結弦の持つSP最高記録110・53点という記録を上回った。しかし、チェンはどうやら万全の状態ではなかったようだ。

 米スポーツ局『NBC Sports』は、試合後の記者会見で「ネイサンはインフルエンザに罹患しており、今回の大会に費やせた練習時間は1週間だけだった」ことを明かしたと伝えた。そんななかでも実力を示したことは称賛に値すると評しており、アメリカのフィギュアファンも、「素晴らしい結果」、「まるで彼には重力が無いみたい」、「調子は万全でないとはいえ、彼のジャンプは本物」と称えている。
 
 ただし、ネイサン本人はクオリティに満足はしていないようだ。「正直、体力面は本当に不安だった。4連覇できたことは素直にうれしい。あとはシーズンの最後に向けて、調整をしていきたい」とコメントしている。

 その後、米スケート協会は今後の大会に挑むアメリカ代表選手を発表。チェンは3月にカナダのモントリオールで開催される世界選手権への派遣が決定した。なお、2月に韓国で開催される四大陸選手権には参加せず、男子からはジェイソン・ブラウン、樋渡知樹、カムデン・ブルキネンが参加する。

 そのため、羽生結弦と再会するのは、3月のカナダでということになりそうだ。実現すれば、19年12月にトリノで行なわれたグランプリ・ファイナル以来の直接対決となる。

構成●THE DIGEST編集部

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