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食と体調管理

【Do My Best, Go!|松井珠己・バレーボール|前編】「あれだけトスを上げたのは高校時代しかない」今の自分を支える富山での高校時代

元川悦子

2026.10.05

写真提供:PFUブルーキャッツ石川かほく

写真提供:PFUブルーキャッツ石川かほく

 明日への一歩を応援する「Do My Best, Go!」。今回はバレーボールSVリーグ・PFUブルーキャッツ石川かほくに所属し、2025ー26シーズンのベスト6にも選ばれた松井珠己さんが登場。バレーボールを始めたきっかけやこれまでのキャリアの転機、海外挑戦、昨季の活躍、今後の目標、そしてアスリートの食生活まで幅広く語ってくれました。前編・後編でお届けする。

――松井さんは松戸市馬橋のご出身ですが、バレーボールを始めたきっかけは?

 母がママさんバレーをやっていて、よく一緒に行っていたのが、最初でした。チームのママさんたちが「どのチームに入るのがいいか」を探してくれて、東金町ビーバーズがいいんじゃないかと。自分としては小学校1年からやりたかったんですけど、電車で通わなければいけないので、小学校3年からにしようということになり、そのタイミングで入りました。

――東金町ビーバーズは浦野正会長が長く指導された強豪チームですよね。

 そうですね。2021年夏の東京五輪、2024年パリ五輪に出場したセッターの関田誠大さん(=サントリーサンバーズ大阪)もOBです。優秀な選手を数多く育てているチームだけあって、練習は本当に厳しかった。自分のバレーボール人生の中で一番厳しかったのが小学生時代でしたね(苦笑)。

 私は同期17人の中で7、8番目。長内美和子(=IBK企業銀行アルトス/韓国)も同期。彼女は絶対的中心で有名選手でしたけど、私はスタメンを取れない子供時代でした。それでもレシーブから始まって、トスやスパイクなど基本的な技術を徹底的に磨くという方針だったので、自分にとってはものすごくプラスになったと思っています。

――中学は地元の松戸市第4中学校に進みました。

 正直、中学時代はギャップを感じました。千葉県では一番強かった学校でしたが、ずいぶん違うなと思いながらやっていました。当時の私は小さくて、リベロをやっていましたが、2年くらいからスタメンに抜擢してもらい、3年の時にはJOCの千葉県選抜(中学選抜)に選んでもらって、初めて全国大会に行きました。実を言うと、自分は当時からセッターをやりたいという思いが強かったんです。高校はセッターをやらせてくれる環境に行きたいなと考えていました。
 
――それが富山第一だったんですね。

 富山第一は高校からセッターを始めさせるケースが多くて、中学生からセッターをやっていた子を取るのではなく、違うポジションをやっていた人にトライさせるという方向性でした。自分も「セッターをやりたいです」と話したら、「じゃあやってみるか」と言ってくれた。

 中学時代は練習時間も短かったですし、もっともっとバレーボールを突き詰めたいという気持ちだったので、遠いところで寮に入って新たなチャレンジができるのがすごく楽しみというものありましたね。

――首都圏の千葉から北信越の富山となれば、環境面は全く異なりますね。

 富山は本当にいいところ。冬は寒いし、雪も降るし、気候的には大変ですけど、自分としては多くの学びがありました。当時は練習ばっかりで学校と寮を行き来するだけでしたけど(笑)。365日休みなくバレーボールに打ち込みましたね。

 私自身、バレーボールに対する熱量はかなりある方だなと思っていましたが、朝7時から朝練をして、学校の授業を受けて、15時半~16時頃から21時過ぎまで練習という生活だったので、本当にバレーボール漬けでした。その大変さを乗り越えている周りの子たちを見て、「本当にすごいな」とリスペクトの念が湧いてきました。

 同期は7人で、他の学年と比べても少なかったですが、意欲と向上心の強い仲間とみんなで高め合える環境って本当に素晴らしいと感じました。今でもその時の仲間のつながりが一番強いですし、いい道を選んだなと思います。
 

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