「見たい試合がテレビで見られない」――。韓国でも、アジア大会のテレビ中継をめぐって視聴者から不満の声が上がっているようだ。韓国メディア『OSEN』は、卓球女子韓国代表のエース、シン・ユビンの試合が地上波で生中継されなかったことを報じ、人気競技に放送枠が集中する現状に疑問を呈している。
9月22日夜、韓国では男子サッカーと野球代表の試合が同時間帯に開催され、国内のスポーツチャンネルは大半が両競技の中継を優先した。その結果、卓球や3人制バスケットボールなど、ほかの競技はテレビで見ることが難しい状況になったという。
なかでも『OSEN』が問題視したのが、シン・ユビンが出場した女子卓球団体の準々決勝だ。韓国はシンガポールを3―0で下し、シン・ユビン自身も第1試合のシングルスで勝利してチームに先勝をもたらした。しかし、この試合をテレビで生中継するチャンネルはなかったという。
同時間帯には韓国男子サッカーのサウジアラビア戦、野球代表の香港戦が行なわれ、サッカーは2―0、野球は13―0の大勝。ところが、両競技の試合が終了した後も卓球の中継は実現せず、地上波3局はニュースを放送。KBS2も卓球ではなくスポーツハイライトを編成したと『OSEN』は伝えている。
さらに、インターネット中継を予定していたシン・ユビンの所属先による配信も、現地映像を韓国へ送るシステムが整わず実施できなかった。担当キャスターは、視聴を待っていたファンに謝罪し、応援を呼びかけたという。
シン・ユビンは韓国選手団の旗手も務めるなど、同国を代表する存在。それでも野球やサッカーという人気競技の陰で、その試合が生中継されない事態となった。「旗手まで務めたのに、こんな扱い?」とシン・ユビンの立場を慮った『OSEN』は、今回の出来事を通して「人気競技ではない種目」が抱える中継の難しさを指摘している。
そして、こうした問題は韓国だけのものではない。日本でも今大会、視聴者が注目するバドミントン女子団体やバスケットボール男子の準決勝などが地上波で生中継されず、SNS上では中継を求める声が上がった。競技の人気や放送枠の制約がある一方、選手たちの戦いをリアルタイムで見たいというファンの思いも根強い。韓国で起きた今回の“中継問題”は、日本にとっても決して他人事ではなさそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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9月22日夜、韓国では男子サッカーと野球代表の試合が同時間帯に開催され、国内のスポーツチャンネルは大半が両競技の中継を優先した。その結果、卓球や3人制バスケットボールなど、ほかの競技はテレビで見ることが難しい状況になったという。
なかでも『OSEN』が問題視したのが、シン・ユビンが出場した女子卓球団体の準々決勝だ。韓国はシンガポールを3―0で下し、シン・ユビン自身も第1試合のシングルスで勝利してチームに先勝をもたらした。しかし、この試合をテレビで生中継するチャンネルはなかったという。
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さらに、インターネット中継を予定していたシン・ユビンの所属先による配信も、現地映像を韓国へ送るシステムが整わず実施できなかった。担当キャスターは、視聴を待っていたファンに謝罪し、応援を呼びかけたという。
シン・ユビンは韓国選手団の旗手も務めるなど、同国を代表する存在。それでも野球やサッカーという人気競技の陰で、その試合が生中継されない事態となった。「旗手まで務めたのに、こんな扱い?」とシン・ユビンの立場を慮った『OSEN』は、今回の出来事を通して「人気競技ではない種目」が抱える中継の難しさを指摘している。
そして、こうした問題は韓国だけのものではない。日本でも今大会、視聴者が注目するバドミントン女子団体やバスケットボール男子の準決勝などが地上波で生中継されず、SNS上では中継を求める声が上がった。競技の人気や放送枠の制約がある一方、選手たちの戦いをリアルタイムで見たいというファンの思いも根強い。韓国で起きた今回の“中継問題”は、日本にとっても決して他人事ではなさそうだ。
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