9月22日に名古屋市総合体育館で行なわれた「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」の体操競技・女子個人総合決勝で、日本の杉原愛子は55.599点で金メダルを獲得。日本勢が同種目で頂点にたったのは、史上初の快挙だった。試合後には“引退”していたころの経験が、今に活きていると明かした。
27歳の杉原は、異例のキャリアを積んできた。ジュニア時代から頭角を現わし、16歳だった2016年にリオデジャネイロ五輪に初参加。21年の東京五輪でも、日の丸を背負った。その後、22年に一度、第一線から退く。それでも23年に復帰し、24年パリ五輪の出場は逃したが、翌25年に行なわれた世界選手権で日本代表に復帰し、種目別ゆかで金メダルを獲得した。
競技から離れていた期間は、指導者や審判、テレビのリポーターなどを務めていた。メダリスト会見で、その時の経験で今に生きている点を問われると“基礎”だと回答。以下のように述べた。
「指導者を経験して、子どもたちに教えるにあたり、すごく頭で考えて言葉を選んで伝える。言語化することも、また、基礎の技術も1つだけではなくて『こんなに一杯ある』と学べ、実際に自分もやってみたら、このやり方がやりやすいと気付きました。自分の基礎の質も高くなっていると、その時に感じたから、復帰してからも基礎は、めちゃくちゃ大事に取り組んでいます」
さらに「審判の免許もあるので、その勉強も自分に活かせています。リポーターも経験させていただいて、体操をメジャースポーツにしたいという思いが強くなって戻ってきたので、それが選手1本だった時よりも今は視野が広がり、武器になっていると感じました」と続けた。
難易度の高い技の実現のため、一度トップレベルから離れてからの復帰は、想像を絶する困難もあったはずだ。それでも杉原は、経験を武器に変えてパワーアップしている。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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27歳の杉原は、異例のキャリアを積んできた。ジュニア時代から頭角を現わし、16歳だった2016年にリオデジャネイロ五輪に初参加。21年の東京五輪でも、日の丸を背負った。その後、22年に一度、第一線から退く。それでも23年に復帰し、24年パリ五輪の出場は逃したが、翌25年に行なわれた世界選手権で日本代表に復帰し、種目別ゆかで金メダルを獲得した。
競技から離れていた期間は、指導者や審判、テレビのリポーターなどを務めていた。メダリスト会見で、その時の経験で今に生きている点を問われると“基礎”だと回答。以下のように述べた。
「指導者を経験して、子どもたちに教えるにあたり、すごく頭で考えて言葉を選んで伝える。言語化することも、また、基礎の技術も1つだけではなくて『こんなに一杯ある』と学べ、実際に自分もやってみたら、このやり方がやりやすいと気付きました。自分の基礎の質も高くなっていると、その時に感じたから、復帰してからも基礎は、めちゃくちゃ大事に取り組んでいます」
さらに「審判の免許もあるので、その勉強も自分に活かせています。リポーターも経験させていただいて、体操をメジャースポーツにしたいという思いが強くなって戻ってきたので、それが選手1本だった時よりも今は視野が広がり、武器になっていると感じました」と続けた。
難易度の高い技の実現のため、一度トップレベルから離れてからの復帰は、想像を絶する困難もあったはずだ。それでも杉原は、経験を武器に変えてパワーアップしている。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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