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「流血するんじゃないかっていうぐらい…」中国選手に腕を嚙まれた前田凛はテーピングの上から“ガブリ”された 塚田監督が明かした衝撃の舞台裏「これ完全に噛んでますよって…」「跡がしっかり残ってた」【アジア大会/柔道】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2026.10.01

女子70キロ級で金メダルを獲得した前田凛。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 32年ぶりに日本で開催されている愛知・名古屋アジア大会は10月1日、愛知国際アリーナで柔道の2日目が行なわれ、女子70キロ級で21歳の前田凛が金メダルに輝いた。準々決勝では中国の唐婧(トウ・セイ)に左腕を噛みつかれる前代未聞のハプニングに見舞われたが、圧倒的な強さで頂点に立った。

 試合後、女子日本代表監督の塚田真希氏が取材エリアに現れ、前田が中国選手に嚙まれた件について壮絶な舞台裏を明かした。やり取りは以下の通り。

Q:前田選手の初戦について。全然表情も変えずにいましたが
塚田監督:なんか、パンと(腕を)嚙まれたみたいなんですけどね。びっくりして。それで話して「あれ?」みたいな感じで。テープを外したら、もう完全に歯型が付いちゃってて、あざのようになってしまっている状況だったんで。

Q:そんなに強く?
塚田監督:はい。もう、しっかり残ってましたね。
 
Q:テーピングをしてた上から。
塚田監督:はい。本当に流血するんじゃないかっていうぐらいの感じだったんですけど、消毒とかそういう話にはならなかったんですけど、くっきり(歯型が)しっかり付いてましたね。

Q:テープの下ですか。
塚田監督:テープの下ですね。最初、私たちが認識したのも、テープに点々と跡が付いていたので、トレーナーと見てて、(コーチの)早川先生に「これ完全に噛んでますよ」ってメッセージを送って。早川先生も分かっていて、ずっとアプローチをしていたんで、「これ、たぶん分かってるな」と思って。そのあと(テープを)剥がした状態のものをちょっと見たんですけど、テーピングの上からだったんですけど、やっぱり跡がしっかり残ってしまってて。

Q:試合中のそんなアクシデントって、今まで見たことありますか?
塚田監督:いや...でもやっぱり、アジア大会という大会になると、どうしても(顔を)殴られたり、目がはれたりとか。そういうのは歴史上どうしてもあったので。でも、おっしゃるとおりで、そこのところをしっかり、そういうことが起きるだろうなっていうところを、ちょっと想定をしていなかったなっていうところは、ちょっと反省としてます。

まあ、たまたまファインプレーで、本人もしっかりそこを反応して、早川コーチがしっかり伝えて、大会運営側もしっかりそこのところを見てくれたんで。事なきを得たってところであったんですけど。そういう歴史の大会だなっていう。

 なお、唐婧は「反則負け」となり、その後の敗者復活戦では不戦敗だった。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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