19歳の美女F3ドライバー、ソフィア・フローシュが自身のインスタグラムに競泳水着姿の画像を投稿した。

　フローシュの出身国ドイツは、新型コロナウイルスの感染者数が中国、イタリア、アメリカ、スペインに次いで世界で5番目に多いものの、死者数は100人強と欧州諸国の中では比較的対応に成功している。

　しかし、今シーズン所属するカンポス・レーシングが、現段階で３千人を超える死者数を記録しているスペインのチームとあって、「とても奇妙な気分…。ちょうど一週間前、カンポス・レーシングの人たちと一緒にバーレーンから帰ってきたのに、人生の大きな変化が数日の間に起きた」と困惑を隠せない様子だ。

　そんな状況の中、アップされたまぶしい水着ショットには、およそ3万件の“いいね！”と大反響。「ホットでクール！」「素晴らしいショット!!!」「キミを愛してる！ もっと素晴らしい写真を投稿して!!」「あなたの水着姿は本当に素敵!!」「私もワンピース水着が好き！」といった熱いメッセージが殺到した。

　以前にはモルディブでのビキニ姿の画像を公開しており、こちらにも約4万2千件の“いいね！”が付けられている。
  　2018年にF３世界一決定戦、マカオGPの決勝レース中に脊椎骨折という重傷を負ったフローシュだが、2019年はヨーロッパF3選手権の後継に当たるフォーミュラ・リージョナル・チャンピオンシップに挑んでランキング7位の成績を収めた。

　2020年はカンポス・レーシングからFIA F3シリーズへフルエントリー、リシャール・ミル・レーシングから女性３人でル・マン24時間耐久、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ（ELMS）へ参戦することを発表しており、すでに両カテゴリーのマシンでの最初のテスト走行も済ませている。

　５月に予定されていたFIA F３のテスト、レースとも延期となったが、「みんな家にいても、元気に生きていきましょう！ 私もたくさん投稿するから、（インスタグラムの）ストーリーを毎日１回チェックするのを忘れないでね！」と発信した。

　レーシングドライバーとしてだけでなく、一時は生命をも危ぶまれた状況から復帰する強い意志を持つ19歳は、どこまでも前向きだ。

文●甘利隆
著者プロフィール／東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter：ama_super

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