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資格停止が倍の「16年間」に拡大か。孫楊を巡るドーピング拒否騒動に急転直下の展開が!

THE DIGEST編集部

2020.04.27

なぜ孫楊の名が代表選手リストに記されたのか。軽率にすぎる行動だった。(C)Getty Images

なぜ孫楊の名が代表選手リストに記されたのか。軽率にすぎる行動だった。(C)Getty Images

 8年間の資格停止処分を受けた競泳界のスーパースター、孫楊に新たな問題が浮上した。

 2月28日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は中国の英雄にひとつの裁定を下した。2018年9月に孫楊の別荘で実施された抜き打ちドーピング検査で、選手側が検査官の資格と正当性に異議を唱えて、血液検体の容器をハンマーで破壊。世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の告発を受けたCASが審理を重ね、最終的に検査拒否の「有罪」とジャッジし、8年間の資格停止という厳罰を下したのだ。

 孫楊と弁護士団はすぐさま異議を申し立て、最後の手段であるスイス連邦最高裁判所への提訴を決断した。新型コロナウイルスの脅威が欧州全土に広がるなか、審理は現時点で先送りとなったままだが、孫楊の資格停止が保留されているわけではない。当然「2月29日」からスタートしているのだ。

 今回、世界のメディアが問題視しているのは、先ごろ中国水泳協会が関係者に配布した“代表選手リスト”だ。そこに記載されていたのは、4月から6月の3か月間、1年後に延期となった東京五輪を見据えて実施される強化合宿の参加メンバー。なんとそこに、孫楊の名が堂々と記されていたのである。

 これをすっぱ抜いた米メディアがWADAに資料を提出。同機関はこれを「致命的な問題」と糾弾し、中国協会に説明を求めた。すると慌てた同協会はリストを撤回。「WADAのルールを遵守し、すでに資格停止期間であるという認識のもとで破棄した」との声明を発表した。

 
 しかしながら、オーストラリア全国紙『The Daily Telegraph』によると、WADAは説明不十分としてさらなる詳細を中国協会に求めているという。規定によれば資格停止処分を受けた選手は、選手としてはもちろん、コーチや協会スタッフとしての活動も禁じられる。

 実際に合宿自体が行なわれ、孫楊がなんらかの形で参加でもしていようものなら──。同紙は「WADAは間違いなく強硬措置に出るだろう。(停止期間が)8年から倍の16年に延びる可能性がある」と報じた。

 孫楊と同様に中国協会も、CASの裁定が下った直後は遺憾の意を示していた。スイス最高裁での結審を待たずして、リストにその名を加えたことは、あまりにも軽率な行為と言わざるをえない。はたしてこの一大騒動、いつどのような結末を迎えるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】世界選手権優勝の孫楊が記念撮影を拒否した選手を恫喝! その決定的写真はこちら!
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