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「ノー、私は彼を支持などしない」孫楊の栄光を支えた名物コーチが教え子に非情の通告!

THE DIGEST編集部

2020.03.10

苦楽を共にしてきた恩師からも見放された格好の孫楊。はたして再審理の行方は──。(C)Getty Images

苦楽を共にしてきた恩師からも見放された格好の孫楊。はたして再審理の行方は──。(C)Getty Images

 競泳界のスーパースター、孫楊を巡る騒動はいまだ終息していない。

 2月28日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が発表したのは、中国の英雄を「8年間の資格停止」とする裁定だ。2018年9月に孫楊の別荘で行なわれた抜き打ちのドーピング検査において、検査官の資格に疑念を抱いた選手側が血液検体の容器をハンマーで破壊。世界アンチ・ドーピング(WADA)は検査拒否として国際水泳連盟(FINA)へ即座に報告したが、FINAは口頭での注意にとどめ、孫楊に夏の世界選手権への出場を認めた。これを不十分な対応と見なしたWADAがCASに提訴し、ついに判決が下されたのだ。

 孫楊側は怒りの反論を展開し、徹底抗戦すると宣言。権利として認められている、スイス最高裁判所での再審理を請求する意思を示した。

 そんななか、オーストラリア全国紙『The Sunday Telegraph』は重要人物のインタビューに成功した。孫楊を育て上げた世界的名コーチで、オーストラリア出身のデニス・コットレル氏だ。同紙に「孫楊の主張を支持するか?」と問われた氏は、きっぱり「ノー」と回答。以前は擁護のスタンスを貫いていたが、今回の破壊事件にまつわる新事実発覚と、判決後の孫楊の立ち居振る舞いを受けて翻意したようだ。

 昨年の世界選手権の際は、「ドーピング違反の定義とはなんだい? 検査官がテストに失敗したことが違反となるなら、オーストラリア代表でも上手く行かず、何度か起こっていたことだ。私はそれを違反とは思わない」と断言し、「孫はドーピングなどしていないし、彼自身が誰よりもそれを分かっている」と語っていた。

 今回のインタビューでも、ドーピングに関しては「シロ」だと見ている。
「なんの努力もせず、あのような実績を残すことができるだろうか。不可能だよ。孫はこれまでも抜き打ちを含めて、何百回も検査を受けている。数え切れないほどだ。それでも10年間、毎年のように勝ち続けてきた」

 とはいえ、結果的に容器を破壊して検査自体を拒み、その後にCASやWADAへの暴言を繰り返す教え子に対しては厳しい眼差しを向けている。
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「すでに中国連盟との契約を打ち切った」と恩師

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