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「汚れたスイマーだ!」「金メダルを返せ」窮地に立つ孫楊を“南アの好敵手”も痛烈批判!

THE DIGEST編集部

2020.03.05

覇を競ったライバルたちも軒並み糾弾。孫楊の運命やいかに!?(C)Getty Images

覇を競ったライバルたちも軒並み糾弾。孫楊の運命やいかに!?(C)Getty Images

 南アフリカが誇る国民的スイマーも怒り心頭だ。

 声を上げたのは、2012年ロンドン五輪の競泳200メートル・バタフライで金メダルに輝いたチャド・ルクロスである。先日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から8年間の競技資格停止処分を受けた孫楊(中国)に対して、「みんな知っている。アイツほど汚れたスイマーはいない! やっと正当な懲罰が下ったよ」と言い放ち、同選手のメダル剥奪を進言した。

 2016年リオデジャネイロ五輪、競泳200メートル・自由形で、ルクロスは惜しくも孫楊の後塵を拝して銀メダルに終わった。あのレースが脳裏から離れないと振り返る。

「残り50メートルで僕が首位だった。そこから孫は信じられない勢いでペースを速め、あっという間に抜き去った。まるで僕が静止していたかのようにね。あの日のタイムは僕の自己新記録で、南アフリカ新記録とアフリカ新記録でもあったんだ。とても常識では考えられないことが起こったんだよ」

「2014年に2回の(ドーピング)陽性反応が出た孫は、その後も続けていたってことさ。今回の裁定だって、まるで驚かなかったよ。だって競泳仲間もすべての競泳関係者も分かっていた。アイツほど汚れたスイマーはいないってね」
 さらにルクロスは「8位が違反すれば9位が取って代わる。だから金メダルは僕に与えられるべきだ」と主張し、「ロンドン(2012年)で金メダルを獲ったときの国中の熱狂が忘れられない。でも、2016年はひとつも獲れなかった。ウェイド・バンニーキルクとキャスター・セメンヤ(ともに陸上)が国民に歓喜をもたらしたのに、僕は孫に金メダルを奪われて凱旋できなかったんだ。悲しかったよ」と続けた。

 昨年11月、ラグビーの南アフリカ代表がワールドカップを制して、国中がお祭り騒ぎとなった。ルクロスは「4年越しだけど、本来手にすべき僕の元に金メダルを返してほしい。スプリングボクス(ラグビー南アフリカ代表の愛称)とまではいかないまでも、また国民みんなでお祝いしたいんだ」と、あらためて“繰り上がり”を切望している。

 FINA(国際水泳連盟)のマット・ダン副会長は、地元オーストラリアのメディアに対して、孫楊の金メダル剥奪を検討すべきと私見を述べた。ただし対象となるのは、2019年世界選手権でのふたつの金メダル。はたして、ルクロスの嘆願が受け入れられるのか否か──。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】世界選手権優勝の孫楊が記念撮影を拒否した選手を恫喝! その決定的写真はこちら!
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