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格闘技・プロレス

WWE・NXT 紫雷イオは反則裁定で王座奪取ならず!KUSHIDAは2連勝!「ライガーさんに見せたい」

どら増田

2020.05.08

反則、リングアウト決着によるベルトの移動はないというルールにより、イオは試合に勝ったものの、王座は剥奪できず。(C)2020 WWE,Inc. All Rights Reserved.

反則、リングアウト決着によるベルトの移動はないというルールにより、イオは試合に勝ったものの、王座は剥奪できず。(C)2020 WWE,Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5月8日、アメリカ・フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学で行なわれたファームブランドNXTを世界配信した。

 王座挑戦権を獲得した日本人スーパースター紫雷イオが、“女王”ことシャーロット・フレアーにNXT女子王座をかけて挑戦した。

 試合は序盤、スピードで勝るイオは攻撃をよけながらドロップキックを放って「どうした。おら、こいよ!」と挑発すると、これにシャーロットはヘッドシザーズやクローズラインで応戦した。

 悲願の王座奪取を狙うイオは、スプリングボード・ドロップキックや豪快な雪崩式フランケンシュタイナーを決めて勢いに乗ると、619から串刺しのダブル・ニーで止めを狙うもカウント2に終わる。

 さらにムーンサルトを迎撃されたイオはコーナートップから場外へ2発目のムーンサルトを放つ。これをかわしたシャーロットが堪らず竹刀でイオを攻撃してシャーロットの反則負け。日米頂上対決の初戦は不透明決着に。

 イオは試合には勝利したものの、王座奪取を逃す結果となってしまう。試合後もシャーロットがイオの左ヒザをポストに叩き付けて襲撃すると、今度は前NXT女子王者リア・リプリーが姿を現してシャーロットを強襲。これに対してイオは「何しに来たんだ。邪魔するんじゃねえよ」と罵倒するとバックステージでリアと掴み合いの大喧嘩となった。

 今後はNXT女子王座を巡る三つ巴の抗争に突入するかもしれない。
 
 KUSHIDAが暫定NXTクルーザー級王座決定リーグ戦Aブロックの公式2戦目で、ジェイク・アトラスと対戦した。KUSHIDAはコーナートップからのセントーンや狙い澄ました掌底を決めて攻め込み、アトラスもジャーマン・スープレックスや延髄斬りで応戦する。

 さらに勢いに乗ったアトラスがネックブリーカーやトペ・スイシーダを叩き込んだが、最後はKUSHIDAが飛び込んできたアトラスに飛びつきアームバーで捕まえてタップ勝ちを収めた。これでKUSHIDAはリーグ戦2連勝となった。

 試合後には「暗いニュースばかりですけど、ここで僕がベルトを獲ることで明るいニュース、元気を届けたいと思います。2勝目!あともうちょっとでこの腰にベルトを巻く。巻いたらやりたいことがひとつあって。ライガーさんがホール・オブ・フェームで来るときにクルーザー級のベルトは僕が持ってなきゃいけないでしょ。彼に見せたいなと。それが一つお土産としてここに宣言しておきます」と王座奪取を宣言するKUSHIDA。

 新日本プロレス時代に目標としており、WWE殿堂入りを果たした獣神サンダー・ライガーの前でベルト姿を披露するつもりだ。

◆WWE NXT◆
2020年5月8日(日本時間)
アメリカ・フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学(無観客試合)
▼NXT女子選手権試合
<王者>■シャーロット・フレアー(反則)紫雷イオ□
※規定により王座移動は認められず
▼暫定NXTクルーザー級王座決定リーグ公式戦 Aブロック
○KUSHIDA(アームバー)ジェイク・アトラス●
※KUSHIDA2勝0敗、アトラス1勝1敗

文●どら増田

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