世界最大のプロレス団体WWEは4月24日（日本時間）、アメリカ・フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学で行なわれたファームブランドNXTを世界配信した。

　K暫定NXTクルーザー級王座決定リーグ戦のBブロック公式戦では、元新日本プロレスでIWGPジュニアヘビー級チャンピオンだった日本人スーパースターKUSHIDAが登場。初戦でトニー・ニースとのカードが実現した。

　試合前、「必ずあのベルトを腰に巻きたいと思います」と王座奪取を強く宣言したKUSHIDAは序盤、得意のグラウンドテクニックを披露して攻め込む。パワーに勝るニースはトップロープやバリケードにKUSHIDAを叩き付けて応戦した。

　さらにハンドスプリング・エルボーやマサヒロ・タナカから必殺のホバーボードロックと、新日本時代と変わらぬ動きで、怒涛の連続攻撃を決めるKUSHIDA、ニースも強引なジャーマン・スープレックスから450°スプラッシュを放つなど、拮抗した展開に。しかし、最後はコーナートップでの攻防でKUSHIDAが雪崩式ホバーボードロックを決めて、ニースは堪らずタップアウト。本命のKUSHIDAがトーナメント初戦でニースを撃破して、王座奪取に向けて好スタートを切っている。
  　先日、NXT女子王座挑戦者決定ラダーマッチを制した紫雷イオは、映像コメントとして“女王”ことNXT女子王者シャーロット・フレアーへ高圧的なメッセージを送った。

　イオは、「私はずっと前からシャーロット・フレアーと試合がしたかったんだ。なんでかって？　早くシャーロットにいかに私が素晴らしいかを知ってほしくてね。リングの上で私と目が合った時にすべてを知るだろう。女王が住んでいる綺麗なお城をぶっ壊してやるよ。おい！シャーロット！私は誰にもひれ伏さない」と挑発した。

　これまでシャーロットがロウでイオを挑発しても出て来なかったイオだが、ホームリングであるNXTでこれに応じた形となった。日米最強女子レスラー決定戦の呼び声も高い両者の対戦は、果たしていつ実現するのか？　

　いよいよ秒読み段階に入って来たと言っても過言ではないだろう。

◆WWE NXT◆
2020年4月24日（日本時間）
アメリカ・フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学（無観客試合）
▼暫定NXTクルーザー級王座決定リーグ戦　Bブロック
○KUSHIDA（雪崩式ホバーボードロック）トニー・ニース●

文●どら増田

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