格闘技・プロレス

KUSHIDAがライガーさんの掌底繰り出すも決勝進出ならず!紫雷イオはシャーロットとの前哨戦を落とす

どら増田

2020.05.29

アトラスを丸め込みながらマーベリックにジャーマン・スープレックスを放つ離れ技を披露したKUSHIDA。(C)2020 WWE,Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは、日本時間5月29日、アメリカ・フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学で開催したファームブランドNXTを世界配信した。

 オープニングマッチでは、KUSHIDAが暫定クルーザー級王座リーグ戦、Bブロック1位を決めるトリプルスレットマッチでドレイク・マーベリック、ジェイク・アトラスと対戦した。KUSHIDAは、新日本プロレス時代の先輩、獣神サンダー・ライガーさんの代名詞である掌底や、ホバーボードロックでマーベリックに攻め込む。するとアトラスが場外ムーンサルトをKUSHIDAに決めて白熱の攻防を展開した。

 さらにKUSHIDAはアトラスを丸め込みながらマーベリックにジャーマン・スープレックスを放つ離れ業を披露し、その後もトルネードDDTやアーム・バーをマーベリックに決める。最後はKUSHIDAがアトラスに雪崩式アーム・バーを決めたが、すかさずマーベリックがアトラスの体に右手をそっと置いてフォールするとレフェリーが3カウント。アトラスがタップをしたように見えたがフォールに入っていたレフェリーの視界には入っていなかった。

 KUSHIDAはアトラスからタップを奪いながらもレフェリーのジャッジで勝利を逃し、Aブロック1位となったマーベリックとBブロック1位のエル・イホ・デル・ファンタズマが暫定NXTクルーザー級王座決定戦で激突することが決定した。

 試合後のバックステージではKUSHIDAが「勝てるようにがんばって」とエールを送ると、マーベリックも「俺が王者になったら、最初にKUSHIDAと対戦する」と約束してお互いの健闘をたたえ合った。
 
 "漆黒天女"紫雷イオが、リア・リプリーとタッグを組んでシャーロット・フレアー&チェルシー・グリーンと対戦した。日本時間6月8日に開催する「NXTテイクオーバー:イン・ユア・ハウス』で行なわれるトリプルスレットタイトルマッチの前哨戦となったこの試合で、イオは、ドロップキックやダブル・ニーでチェルシーに攻め込むと、チェルシーもトペ・スイシーダで反撃した。

 さらにイオはダブル・ストンプから619をシャーロットに決めてダメージを与えたが、追撃のドロップキックをチェルシーが身代わりで受けると、イオが放ったエルボー攻撃もシャーロットがかわしてリアに誤爆。この隙にシャーロットが動揺したイオを捕まえるとロープを使った丸め込みで3カウントを奪取した。

 前哨タッグ戦は挑戦者組のイオ&リアが疑惑の敗戦となり、シャーロット&チェルシーが勝利を収めている。

 試合数のイオの荒れ方が凄かっただけに、かなり悔しい敗戦となったようだ。

◆WWE NXT◆
2020年5月29日配信(日本時間)
アメリカ・フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学(無観客試合)
▼ 暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 Aブロック1位決定戦トリプルスレットマッチ
○ドレイク・マーベリック(体固め)ジェイク・アトラス●、KUSHIDA
※KUSHIDAのアームバーでアトラスの肩がマットに着いているのを見たマーベリックが手をアトラスに乗せてフォール勝ち

▼タッグマッチ
○シャーロット・フレアー&チャルシー・グリーン(横入り式エビ固め)紫雷イオ●&リア・リプリー
※ロープを足に乗せての反則フォール

文●どら増田

【動画】攻守が激しく入れ替わるKUSHIDAの三つ巴戦の様子はこちらから!
 
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