格闘技・プロレス

新日本、試合再開。内藤哲也は"デ・ハポン!"を「皆さんと大合唱できるその日を楽しみにしてますよ!」

どら増田

2020.06.16

110日ぶりに復活した新日本プロレス。写真は本体組の棚橋(左)と、鈴木軍のタイチ(右)(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは6月15日、無観客試合『Together Project Special』を動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界配信した。新日本にとっては110日ぶりの大会再開となる。

 リングの消毒を経て再開した第4試合は、『ニュージャパンカップ2020』(NJC)の前哨戦として、小島聡とEVIL、田口隆祐とSANADAが絡む6人タッグマッチ。序盤、田口はSANADAを翻弄する動きで、試合を優位に進めていく。掟破りのパラダイスロックは未遂に終わったが、ヒップアタックで突き飛ばしてから天山広吉にタッチ。天山は小島との"テンコジ連携"でSANADAを攻める。EVILとBUSHIは事態を打開するために場外から小島と田口を襲ったが、最後はテンコジの連携を受けた田口がBUSHIにオーマイ&ガーファンクルを決めてギブアップ勝ちを収めている。

 セミファイナルは、棚橋弘至&飯伏幸太のIWGPタッグチャンピオンチームに、永田裕志と真壁刀義が加わった新日本本隊チームが、鈴木軍と対戦。

 NJC1回戦で、棚橋はタイチと、飯伏はザック・セイバーJr.と、永田は7年ぶりに鈴木みのると対戦する。先に仕掛けたのは鈴木軍だったが、本隊勢の動きがいい。「腹筋問題」が浮上していた棚橋だが、体つきもキレも自粛前より格段に良くなっている。最後は真壁のDOUKIからキングコング・ニードロップで本隊チームが勝利した。

 試合後、みのるは大荒れ。タイチは棚橋の腹を指して、棚橋もタイチの腹を指して、何やら言葉を交わす。棚橋はトップロープからマッチョポーズでテレビカメラにアピールした。
 
 メインイベントはIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也、NEVER無差別期&NEVER無差別級6人タッグ王者の鷹木信悟、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムという"ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)"のチャンピオントリオが、オカダ・カズチカ、IWGPジュニアタッグチャンピオンチームSHO&YOHと対戦。NJC1回戦では鷹木とSHOが対戦する。

 先発は内藤とオカダ。今年の1.5東京ドーム大会でIWGPの2冠を争った2人は、ハイレベルなグランドの攻防を繰り広げるとそれぞれ鷹木とSHOにタッチ。SHOはショートタイツになり、太ももの大きさが目立つ。ヘビー級に転向した鷹木にも力負けしないのは驚きである。ロスインゴはクイックタッチでSHOを攻めていくが、SHOは高橋ヒロムをブレーンバスターで切り返しオカダにタッチ。オカダとヒロムの絡みは新鮮だ。続いて出てきたYOHは内藤相手にスピードで圧倒するが、ロスインゴの連携に阻まれてしまう。最後は内藤が新技リバースデスティーノからデスティーノを決めてカウント3。