白血病からの復帰を目指す競泳女子、池江璃花子の所属事務所が16日、オフィシャルウェブサイトで今後の指導体制について報告した。

　池江は新たに西崎勇氏をヘッドコーチに迎え、グループ指導体制でトレーニングを行っていく方針。西崎氏らの指導の下、所属するルネサンスの複数のチームメイトと共に水中トレーニングや筋力トレーニングを積んでいく予定だ。

　西崎氏は1979年東京都出身。2000年にルネサンスに入社すると、2016年には持田早智をリオデジャネイロ五輪の800メートルフリーリレーの日本代表入りに導いた。現在はルネサンス競技強化部競泳ヘッドコーチを務めている。

　池江は現在日本大学の二年生。東京五輪を目指しトレーニングを積んでいるさなか、昨年２月、白血病の発症が明らかになった。その後、懸命な闘病の結果、今年３月17日に406日ぶりにプールに復帰している。今後は通院による治療を継続しながら競技復帰を目指すようだ。
  　昨年12月の池江の退院報告と共に、すでに前コーチとの契約解消が発表されていた。池江は気持ちを新たに、東京のその先、4年後のパリ五輪に向けて本格的なスタートを切る。

構成●THE DIGEST編集部

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