格闘技・プロレス

RISE那須川天心がオンライン会見「何十人も穴を突けなかった」笠原友希の「隙あり」発言を一蹴!

どら増田

2020.06.27

7月12日、一般公募し選ばれた笠原友希と戦う那須川がオンライン会見を開いた。

 7月12日にABEMAにて独占生中継される、RISE初の無観客試合によるテレビマッチ『Cygames presents RISE on ABEMA』で、一般公募の結果、シュートボクシングの新鋭、笠原友希(シーザージム)との対戦が決定した那須川天心(TARGET / Cygames)が、27日、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)との合同練習後、オンライン会見を開いた。友希は兄、弘希とともにシュートボクシングの新時代を引っ張っていく一人として注目の19歳シュートボクサーである。

 天心は「今日は流れ的にはいつもの感じで、ミットをやって土曜日なので追い込みめの練習をやりました」と練習を振り返ると、手ごたえに関しては「いつもより調子悪かったですね。いい日、悪い日あるんですが、近年稀に見るぐらい調子が悪かったんですよ。そういう日もたまにあればいいかなと思うんですけど。疲労が溜まり過ぎているのかなというのは感じました。でも全然問題ないです」とこの日は調子が悪かったことを明らかにした。

 対戦相手として決まった友希に関しては「手足が長い。身長も10センチ以上デカイですよね。あと気持ちが強い。二十歳になる前でまだ怖さを知らない」と印象を語る。「僕も二十歳のときチャレンジマッチ組まれて、メイウェザーとやったので、今度は逆の立場ですよね。迎え撃つつもりはないけど、今後のために生かせればいいなと。(友希は)強敵だと思う。リストの中で一番強い相手は誰ですか?と伊藤(隆RISE代表)さんに聞いたら、笠原選手だと言われたのでそれでお願いしますと言いました。今後も格闘技界を引っ張っていける選手になれるかもしれない。でもそこは、しっかりと差を見せる」と16戦中1試合しか敗れていない友希の実力は認めつつ、差は明確にさせていくつもりだ。
 
「無観客試合を行なうのはこれが最初で最後だと思う」

 RISEは7月19日の東京・後楽園ホール大会より有観客試合の再開を決定しており、天心は自身が無観客試合を行なうのは「最初で最後」と言い切った。この自粛期間中、テレビではRISEの地上波放送が始まり、バラエティ番組の露出、ラジオでは菅田将暉のオールナイトニッポンへの電撃出演、SNSではトレーニング動画「100日後に那須川天心」が好評展開中と精力的に活動を続けてきた。

 友希が「那須川選手の不得意なところを見つけたので、付け入る隙はあります」と発言したことに関しては「それは何とも思ってないですよ。今までそう言ってきた選手は何十人もいて、その中で穴を突けなかったわけで。僕も日々進化しているので、過去の動画を見てそこが穴なのかと言えばそんなことはない。自粛期間にやってきたことをみなさんに見せて、楽しんでもらいたい」とまだまだ進化は止まらない様子。

 強敵である江幡塁を相手に、悪魔のような強さを見せつけた昨年の大晦日。2020年初戦となる今回の一戦で天心は、さらなる高き志を持って19歳の友希の挑戦を受ける。

文●どら増田

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