雨によるコースコンディション不良のため、最終ラウンドが日曜日から月曜日へ順延となったアース・モンダミンカップ。好天に恵まれたこの日、ベストスコアとなる67をマークし、17位タイから5位タイにまで一気に順位を上げたのが原英莉花だ。
「実は昨日、神奈川の自宅までウエアを取りに戻りました。私にとって勝負カラーは白と紺なんですけど、今回それを3日目に着てしまったんです。できれば最終日も勝負カラーで臨みたかったので、ドライブがてら行ってきました」
あっけらかんと語る原。確かに千葉県袖ケ浦市にある今大会の会場から自宅まで、アクアラインを使えば1時間ほどで戻ることはできる。しかし、ウエアを取りに帰る発想はなかなか浮かばない。逆にいえば、それだけこの日のラウンドに勝負を賭けたい思いがあったのだろう。同時に、大会3日目まで思うようにスコアを伸ばせなかっただけに、自宅に帰ることはいい気分転換になると考えたのかもしれない。
いかにも原らしい行動力だが、白のシャツと紺のスカートを身にまとった最終日、10番ホールまでにスコアを4つ伸ばす。14番でこの日初めてのボギーを叩いたものの、15番ですぐバーディを奪う粘りも見せ、勝負カラー効果を存分に発揮した。
ただ、原にとって重要なのはそこからのプレーだった。昨年から最終日の上がり4ホールでのプレーを課題としていたからだ。体力不足のため、プレーに対する集中力も散漫になり、スコアを落とすことが多かった。オフの間にトレーニングを重ね、どれだけその成果があったのかを今回初めて問われることになる。すると、15番のバーディの後、18番パー5でもバーディを奪い、上がり4ホールを2アンダーでまとめることができたのだ。
「16、17番もバーディチャンスにつけていたので決めきれなかった悔しさはありますが、スタミナ不足にはならなかった分、目標はクリアできたと思います」と、自らに合格点を出した原。その一方で、今の自分にとっての課題も明確になった。ここ一番という大事な時にパットを決め切れなかったことだ。
「実は昨日、神奈川の自宅までウエアを取りに戻りました。私にとって勝負カラーは白と紺なんですけど、今回それを3日目に着てしまったんです。できれば最終日も勝負カラーで臨みたかったので、ドライブがてら行ってきました」
あっけらかんと語る原。確かに千葉県袖ケ浦市にある今大会の会場から自宅まで、アクアラインを使えば1時間ほどで戻ることはできる。しかし、ウエアを取りに帰る発想はなかなか浮かばない。逆にいえば、それだけこの日のラウンドに勝負を賭けたい思いがあったのだろう。同時に、大会3日目まで思うようにスコアを伸ばせなかっただけに、自宅に帰ることはいい気分転換になると考えたのかもしれない。
いかにも原らしい行動力だが、白のシャツと紺のスカートを身にまとった最終日、10番ホールまでにスコアを4つ伸ばす。14番でこの日初めてのボギーを叩いたものの、15番ですぐバーディを奪う粘りも見せ、勝負カラー効果を存分に発揮した。
ただ、原にとって重要なのはそこからのプレーだった。昨年から最終日の上がり4ホールでのプレーを課題としていたからだ。体力不足のため、プレーに対する集中力も散漫になり、スコアを落とすことが多かった。オフの間にトレーニングを重ね、どれだけその成果があったのかを今回初めて問われることになる。すると、15番のバーディの後、18番パー5でもバーディを奪い、上がり4ホールを2アンダーでまとめることができたのだ。
「16、17番もバーディチャンスにつけていたので決めきれなかった悔しさはありますが、スタミナ不足にはならなかった分、目標はクリアできたと思います」と、自らに合格点を出した原。その一方で、今の自分にとっての課題も明確になった。ここ一番という大事な時にパットを決め切れなかったことだ。