格闘技・プロレス

新日本、6人タッグでタイチ組に辛勝の棚橋弘至が、飯伏幸太に涙のエール「お前が神になれよ!」

どら増田

2020.08.08

棚橋(右)の不甲斐なさから、飯伏(左)が苦言を呈していた状況だった…。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは7日、『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール大会を開催。この日はEVILが返上した第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦が行なわれた。

 メインイベントでは第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦、棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワトの新日本本隊が、タイチ&ザック・セイバーJr.&金丸義信の鈴木軍と対戦。棚橋と飯伏は、棚橋の不甲斐なさから、飯伏が苦言を呈し、そんな飯伏をタイチが鈴木軍に勧誘するなど、ゴールデン☆スターに不穏な空気が流れる中、この試合は組まれた。

 試合は前哨戦同様、鈴木軍は棚橋狙い。ラフファイトで終始押していたが、タイチが天翔十字鳳を棚橋に決めると、ザックとともに天翔ザックドライバーで仕留めにかかるも、飯伏がザックにミドルキック、タイチにハイキックで倒すと、棚橋がタイチを丸め込んでカウント3。棚橋組が準決勝進出を決めた。試合後、棚橋を暴行した鈴木軍は、タイチがマイクを握ると飯伏に「最後のチャンスをやるよ!こいつを捨てるか?こっちに来るか?」と飯伏を勧誘。飯伏は「俺もう決まってるから…」と言うと、倒れてる棚橋に肩を貸しながら控室へ。これにはタイチも呆れ顔をみせた。
 
 試合後、そのまま棚橋と飯伏がバックステージに登場。飯伏は棚橋が顔をクシャクシャにしているのを見て「大丈夫、大丈夫。大丈夫ですよ。俺ら勝ってんですよ」と励ますと、棚橋は「(若干泣き顔で)ごめん、飯伏」と謝罪。「なんで、そんな元気ないんですか? 勝ったんすよ?」と問いかける飯伏が「次もある。2回戦、3回戦あるじゃないですか?諦めないで行きましょうよ!」と天山広吉とともに喝を入れると、棚橋は「おい!」と気合いを入れてから、「俺はお前の期待に応えたい。けど、けどな、お前が神と呼んだ棚橋はもういないかもしれない。けど!(泣き声気味で)けど、現役である限り、俺は上を目指すから。飯伏!」と誓う。

 これに対して飯伏が「棚橋さん、まだ泣かないで。まだ終わってないから。これからだから」と盛り立てるも棚橋は、「飯伏ー! 次はな、お前が神になれよ!」と言って、拳で飯伏の胸を突く。飯伏は「神になりますよ!」と言って、拳で棚橋の胸を突いた。