総合格闘技のRIZINが、8月26日、都内で会見を開き、次回の大会について発表した。
９月27日にさいたまスーパーアリーナにて『RIZIN24』を開催し、“神童”那須川天心と、7月にK-1を離脱し、RIZINへの参戦を表明した皇治が対戦する。

【PHOTO】得意のライトニング・レフトで敵を圧倒！”神童”那須川天心！

　今月9日には『RIZIN22』のリング上で皇治が那須川を呼び出し、「神童を泣かせてやろうかと思います」と挑発。その日、那須川がツイッターで「喧嘩売られた」とつぶやくなど、発表前からすでに熱い舌戦が繰り広げられていた。

　会見で皇治は、「暗い世の中を明るくしたい。自分の挑戦で少しでも力を与えられたら。必死こいて、すべてをかけて戦います」と意気込む。一方の那須川は「しっかり戦って格の違いを、格闘技の根本というか、原点となるものを見せたい」と語った。

　RIZIN参戦表明直後の那須川戦というビッグマッチに対して皇治は、「まぁ、ぶっちゃけ俺以外、てんちゃん（那須川）とやって盛り上がる人いないと思うんで。いろんなものを失ってここに来たんで、あとは奪うだけ、気合入ってます。時期はいつでもよかった」と臨戦態勢だ。とはいえ「てんちゃんは誰もが認める立派なファイター。22歳でこの世界を引っ張っていて、素直にリスペクトしてます。だからこそ、奪いがいがある。言うことないですよ」と尊重する場面も見られた。
  　那須川は「皇治選手がRIZINと契約して一発目の試合ということで、みんな幻想を抱いていると思う。（皇治は）撃たれ強いイメージがあるが、1Rからバチバチにいってやろうかと思います」と語り、「こういった（喧嘩を売られた）形で試合が決まるのは初めてなので、なかなか面白い。『かかってこいよ』と初めて言われたので、ちょっとワクワクしている部分もある」と、余裕の笑顔を見せた。
　
　また、「良いトレーニングができているし、必殺技をいっぱい用意している。スペシャルな技を用意して試合に挑みたい」と、那須川は準備万端の様子。さらには会見後、自身のYouTubeで「僕には今回メリットはまったくない。でも、お客さんが盛り上がるアツアツのカードになる」と、この試合への期待とともに、必殺技がどういうものかを明かしている。

　ルールはキックボクシングルールで行なわれ、試合時間、体重はこれから最終調整していく。試合の様子は生中継も視野に入れてフジテレビ系で放送される予定だ。

構成●THE DIGEST編集部