格闘技・プロレス

新日本・内藤哲也、前哨戦敗戦も「追い込まれているのはEVIL自身なんじゃないの?」

どら増田

2020.08.28

EVIL(右)がベルトを誇示すると、この日も背後から東郷(左)がワイヤーで内藤(中)の首を締め上げて潰した。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは27日、『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール大会を開催した。

 メインイベントでは、内藤哲也&高橋ヒロムが、EVIL&石森太二とタッグマッチで対戦。8.29東京・神宮球場大会では、内藤がEVILのIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王座に、IWGPジュニアヘビー級王者のヒロムは石森の挑戦を受けることが決定している。

【動画】カッコよすぎる!内藤哲也がEVILに仕掛けたトルネードDDT!

 EVIL組にはいつものようにディック東郷がセコンドにつく。先発は内藤とEVIL。内藤はコーナーの石森を急襲すると、内藤&ヒロムがEVILに連携を決める。ペースを掴みかけた内藤組だったが、東郷が介入し流れを変えてしまう。最後はまたもやレッドシューズ海野レフェリーの視界を奪うと、EVILはヒロムの痛めている左肩にイスをフルスイング。すかさずEVILを決めてカウント3。前哨戦はEVIL&石森が勝利を収めた。

 笑みを浮かべながら、内藤に2本のベルトを誇示するEVILに内藤が近寄ると、背後から東郷が金属製のワイヤーで内藤の首を締め上げてKOした。

 EVILは「内藤、神宮でも同じ痛みを味あわせてやるからな!Everything is EVIL!It’s REAL!」と罵倒しロッカールームへ。
 
 インタビュースペースに現れたEVIL&東郷。東郷が「おい!内藤!もう後はねぇぞ!神宮まで首洗って待っとけよ!」と叫ぶ。EVILは「ヒロムがやられて、内藤が首を絞め落とされて、誰も助けに来ないロスインゴはやっぱりクソどもの集まりだな」と古巣を罵倒すると「内藤!オメェはもう崖っぷちにもいないかもしれねぇな。神宮で同じ痛い目にあわせて、3カウントキッチリ聞いてもらうからな。覚えとけ!」と吐き捨てた。

 一方の内藤は「結局、彼は何をしたいんだろうね?『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは腐り切ってる』それを主張したいだけなの?改めて思ったよ。EVILにあの2本のベルトは荷が重すぎるってね。『追い込んでやる』って言ってるけど、実はいちばん追い込まれてるのはEVIL自身なんじゃないの?でも心配する必要ないよ。もうすぐ俺が楽にしてやるぜ。カブロン!」と余裕ともとれるコメントを出している。

 21年ぶりの神宮大会、エンディングを締めるのはEVILか?内藤か?いよいよ待ったなしだ。

◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2020』
2020年8月27日
東京・後楽園ホール 観衆 643人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
内藤哲也&●高橋ヒロム(11分58秒 片エビ固め)EVIL○&石森太二
※EVIL

文●どら増田
 
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