バレーボール男子日本代表の石川祐希が、イタリアの新天地ミラノでチームと合流した。移籍先のアリアンツ・パワーバレー・ミラノが、公式SNSで報告している。

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　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、14日間の隔離期間と検査を終えてチームメートたちと初顔合わせした石川。同クラブはSNS上で、「初トレーニング」のタイトルとコメントを投稿。「カナダのスティーブン・マーと日本の石川祐希が初練習！チームがやっと全員揃いました！」と、新加入した2人がチームに合流したことを報告。コメントとともに、チームカラーであるブルーの練習用ウェアを着用し、笑顔で肘タッチをする両選手の写真を公開した。

　同クラブは公式HPにも記事を掲載。練習初日となったこの日は、午前にトレーニング室で個別トレーニング、午後には、ロベルト・ピアッツァ監督と技術スタッフのもと、ボールを使用しての練習を行なった模様だ。

　アシスタントコーチを務めるマルコ・カンペリ氏は、「ついにメンバー12人が揃ったことで、即、実戦を想定した練習に取り組むことが可能になった。まずは、新加入のアタッカー2人を歓迎したい。両選手は先発メンバー入りする予定なので、サイドアウトやブレークポイントの場面を組み込んだ総合的なチーム練習ができる」とコメント。
  　また、記事には、「今夏の移籍市場でクラブが狙いをつけた花形選手2名の獲得は、オポジットのフランス代表ジーン・パトリーの存在と併せ、チームにとって大きな意味を持つ。ピアッツァ監督は、アウトサイドヒッターの３選手とイタリア代表セッターのリカルド・スベルトリが、最高の化学反応を起こす戦略を用意しているはずだ」と、石川らへの大きな期待が綴られている。

　このニュースにSNS上では、日本からはもちろん、現地のファンからも、「ようこそ、ミラノへ」「フォルツァ（がんばれ） ユウキ！」「待ってたよ～。これでチームは完璧だ」「イエース！」「素敵な笑顔、ユウキを応援してるよ」など、多くの激励メッセージが寄せられている。

　石川は、現地28日に行なわれたトレンティーノとのテストマッチにさっそく先発出場。調整のためメンバー全員が起用されたこの試合で、合流翌日ながら3得点を挙げた。

　日程が確定したセリエAで石川の公式戦デビューは、9月13日にパヴェシセンター（ミラノ）で行なわれるヴェローナとのリーグ開幕戦になる予定だ。

構成●THE DIGEST編集部