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ゴルフ

原英莉花が師匠の指令で「フェード」に変更。抵抗感もあったその判断は、果たして吉と出るのか

THE DIGEST編集部

2020.09.10

原は選手権の初戦を終え、「ずっと悩んでいたティショットがよくなってきている」と手応えを語った。(C)Getty Images

原は選手権の初戦を終え、「ずっと悩んでいたティショットがよくなってきている」と手応えを語った。(C)Getty Images

 今季の国内女子ツアーメジャー第1戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」初日で、黄金世代の原英莉花が首位と2打差の5位タイと好スタートを切った。

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 先週の「ゴルフ5レディス」では、最終日の上がり4ホールで4連続バーディを奪った原。「気持ちよかったです。残りホールが少なくなってきたので、全部直接入れちゃえと思って打ったのがバーディにつながりました」と久々に笑顔を見せていた。その勢いを見事に初日のプレーにつなげた形となった。

 開幕戦の「アース・モンダミンカップ」でこそ5位タイに入ったものの、その後2戦は予選落ち。しかもその2戦で連続優勝を飾ったのは、ジャンボ軍団の後輩である笹生優花だった。同じく軍団の後輩である西郷真央の賞金ランキングも原より上とくれば、負けず嫌いの原が刺激を受けないはずがない。とりあえず「ゴルフ5レディス」では6位タイに入ったが、けっして満足してはいなかった。
 
 先輩の意地を見せる意味でも国内メジャーである今大会をこのタイミングで迎えたことは、おあつらえ向きだと言える。過去2年出場して一度も予選通過していないという相性の悪さは気になるが、幸いにも開催コースが毎年変わるだけに、大会に対する嫌なイメージは残っていない。この日もスタートの1番パー4からバーディチャンスにつけて見せた。4番パー4では3パットのボギーを叩いたものの、ショット自体の調子は悪くいという手応えを感じており、終わってみれば、5バーディ、1ボギーの68でホールアウトできた。

 原が調子を取り戻した理由は、単に後輩たちの活躍があったからではない。ドライバーショットが安定してきたことが大きい。実は、師匠であるジャンボ尾崎から持ち球をドローボールからフェードボールに変えろという指令が出ていた。

 飛ばし屋の代名詞とも言えるドローを捨てることには抵抗があったものの、師匠から「お前はフェーダーだ」と言われてしまった以上、従うしかない。ある意味180度違うことを行わなければならず、当初は思うように狙ったところへボールを落とすことができなかった。しかし、徐々に慣れてきたこともあり、「ゴルフ5レディス」最終日には「つかまったフェードを打ててきているので、コースマネジメントをしやすかったです」と言うぐらいにまで手応えを感じていた。
 

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