格闘技・プロレス

ノアN-1、潮崎豪が桜庭和志にリベンジ!「どこよりも崇高なリーグ戦にする」

どら増田

2020.09.23

短時間で桜庭を片付けた潮崎。ノアのリーグ戦をけん引していく存在だ。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 プロレスリング・ノアは22日、ノア最強決定戦『N-1ヴィクトリー2020』公式戦を東京・後楽園ホールで開催した。

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 セミファイナルではGHCへビー級王者、潮崎豪と、格闘技界のレジェンド、GHCタッグ王者の桜庭和志の異次元対決が実現。桜庭はタッグマッチながら、7.30神奈川・カルッツかわさき大会で潮崎からギブアップを奪っている。

 試合はグランドで勝負する桜庭が、潮崎の右腕に狙いを定めて集中攻撃。場外でもフェンスを使いながら右腕を絞り上げていく。思わず顔を歪める潮崎は、逆水平チョップの連打で活路を見出すが、桜庭はジャーマンで潮崎を投げる。さらに39ロックを極めに行くが、潮崎はラリアットを放つも右腕のダメージが大きいのか決めきれない。

 さらにスタンディングの関節技を仕掛けていく桜庭に、潮崎は左腕で豪ハンマーを連打。桜庭が崩れ落ちたところを右腕の豪腕ラリアットを一気に決めて3カウント。あっさりした結末のように見えたが、桜庭のスタミナは底なしなだけに、右腕をこれ以上痛めつけられると、今後のリーグ戦に影響を与えるのは言うまでもない。潮崎が早く片付けたのは賢明な判断だろう。
 
 試合後、「このリーグ戦をどこよりも崇高なリーグ戦にする」と宣言。現在、他団体でもリーグ戦が開催されていることを意識した発言と思われる。インタビュースペースでも「GHCの名にかけて、どこのシングルのリーグ戦も飲み込むような、崇高な闘いにしていきます。それがGHCベビー級チャンピオンとしての役目。身体に刻まれる闘い。それがノアの闘いだよ」と改めて、ノアの闘いに胸を張った。

 この日のAブロックでは、優勝候補の清宮海斗がマサ北宮に敗れ、1敗1分けの1点と早くも後がなくなっている。

◆プロレスリング・ノア◆
『N-1ヴィクトリー2020』
2020年9月22日
東京・後楽園ホール

▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)
<2勝0敗=4点>〇潮崎豪(8分35秒 片エビ固め)桜庭和志●<1勝1敗=2点>
※豪腕ラリアット

文●どら増田