プロレスリング・ノアが23日、東京・後楽園ホールにて『N-1ヴィクトリー2020』公式戦を開催した。

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　昼の後楽園大会でリーグ戦初勝利を飾った清宮海斗が桜庭和志と対戦。総当たりのリーグ戦を行なっており、前日の試合で清宮はマサ北宮に負け、昼の試合で桜庭はマサに短時間で勝利したことから、この試合は２人にとって大きな鍵となるものだった。

　初勝利を収めても後がないことには変わらない清宮が、テーピングが巻かれている右膝や左肘を桜庭に痛めつけられる。激しいローキックを放つ桜庭に苦戦した清宮だったが、武藤敬司戦を経て習得した足4の字固めを執拗に極めると粘った桜庭が苦悶の表情になり、タップアウト。清宮が桜庭からギブアップ勝ちを収め、１日で２連勝を果たしている。
  　両者は最後、笑顔で握手をかわした。清宮は優勝に望みを繋ぎ、残る公式戦は10.4後楽園大会での潮崎戦を残すだけとなった。清宮は、インタビュースペースに現れると「練習でやり続けてきたことができた。武藤選手からすごい得たものがあって、そこらへんを出したのもありますけど、桜庭さんも普段やってこないような技をやりたいなと思ってたんで。プロレス以外で受けることのない技をやろうと思ってました」とフィニッシュの足4の字固めについて話すと、「このままいきます。自分が絶対に優勝するんだという気持ちだった。残る相手(潮崎豪)、負けるわけにはいかない！」と最終戦に気持ちを切り替えていた。

◆プロレスリング・ノア◆
『N-1ヴィクトリー2020』
2020年9月23日
東京・後楽園ホール
▼Aブロック公式戦（30分1本勝負）
＜2勝1敗1分=5点＞○清宮海斗（9分47秒　足4の字固め）桜庭和志●＜2勝2敗=4点＞

文⚫︎どら増田