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格闘技・プロレス

新日本『G1』Aブロックは飯伏幸太、ジェイ・ホワイト、オカダ・カズチカが首位で最終戦へ!

どら増田

2020.10.14

Aブロックは飯伏、ジェイ、オカダ(左から)の結果次第で決勝進出者が決まることに。(C)新日本プロレス

Aブロックは飯伏、ジェイ、オカダ(左から)の結果次第で決勝進出者が決まることに。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは13日、静岡・浜松アリーナで『G1クライマックス30』Aブロック公式戦を開催した。

 第3試合では飯伏幸太(5勝2敗)と高橋裕二郎(0勝7敗)が対決。同じ2004年デビュー同士による対戦だが、2人は一時期、タッグを結成していた時期もある。裕二郎が飯伏を巧みに攻め込み、雪崩式フィッシャーマンズバスターで追い込むが、飯伏は続くピンプジュースを回避すると、強烈なジャンピングニーからカミゴェを叩き込み3カウント。2敗を死守した。裕二郎は8戦全敗となった。

 第5試合では、NEVER無差別級王者の鈴木みのる(3勝4敗)と、ジェイ・ホワイト(5勝2敗)の新日本ヒール対決が実現。ジェイはインサイドワークを駆使した間合いでペースを握ろうとするが、百戦錬磨のみのるにはお見通し。みのるは鬼気迫る攻撃でジェイを痛めつけていく。だが、終盤にマネージャーの外道がレッドシューズ海野レフェリーの注意を引きつけている隙に、ジェイはお馴染みのローブローからブレードランナーを決めて3カウント。試合後、みのるはレフェリーやセコンドを相手に大荒れだったが、ジェイは嘲笑うかのように2敗を守っている。

 メインイベントではオカダ・カズチカ(5勝2敗)と石井智宏(3勝4敗)のCHAOS同門対決が実現。対戦するたびに激しさを増すこのカードだが、石井に呼応するように、オカダは真っ向勝負を展開。終盤、大技の応酬の中、石井は何とか切り抜けるが、最後はオカダが渾身のマネークリップで締め上げ、石井の動きが止まったのを確認したレフェリーが試合をストップ。オカダも2敗をキープして、最終戦を残した。
 
 この結果、自力優勝が残っているのは、飯伏とオカダに直接対決で勝っているジェイのみ。ジェイは10.16東京・両国国技館大会で石井を破れば決勝進出する。飯伏とオカダはジェイが敗れるか引き分ければ決勝進出の可能性がある。その上で、飯伏はタイチに勝利すれば決勝進出、オカダはウィル・オスプレイに勝利し、ジェイと飯伏が負けまたは引き分ければ決勝に進出する。

 試合後、飯伏は「6勝目。これから全勝。あと全勝ですよ。あと一つ、とりあえずあと一つ。まずそこから」とコメント。ジェイは「スズキが俺を倒すと思ってたんだろ? でも俺が勝ったぞ。この一戦で俺がダメージを負うことを見込んで、最後の相手にイシイを持ってきた。でも最後は、どうせ今日と同じ結果に終わる。頭脳戦ではあいつは俺に勝てない。欠場した方がお前のためだぞ 」と自信満々。

 オカダも「(次戦のオスプレイとは)何回も兄弟対決だというような感じでやってますけど、もう今のオスプレイとは兄弟対決だと思ってないし、しっかりと強い相手と戦う、そういういうふうに僕は思って、次の試合に臨んで…どうしても勝たなきゃいけないんでね。それは向こうだって一緒だと思います。まあ、そういう戦いをお見せできるのが『G1クライマックス』だと思っているんで」と発言。それぞれが最終戦に向けて気持ちを切り替えているようだ。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年10月13日
静岡・浜松アリーナ 観衆 1372人
▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)
<6勝2敗=12点>○飯伏幸太(12分28秒 片エビ固め)高橋裕二郎●<0勝8敗=0点>
※カミゴェ
<6勝2敗=12点>○ジェイ・ホワイト(20分30秒 片エビ固め)鈴木みのる●<3勝5敗=6点>
※ブレードランナー
<6勝2敗=12点>○オカダ・カズチカ(26分13秒 レフェリーストップ)石井智宏●<3勝5敗=6点>
※マネークリップ

文⚫︎どら増田

【PHOTO】『G1 CLIMAX 30』後楽園大会Aブロック。連覇を狙う飯伏がコブを破り3勝目!
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