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フィギュア

「本音を言うと…」ネイサン・チェン、フィギュアGPアメリカ大会で“自己ベスト更新”!ファンの間では新衣装も話題に

THE DIGEST編集部

2020.10.24

SPは111・17点で首位に立ったチェン。危なげない4回転ジャンプは、当初の予定から変更して後半にフリップを飛んだ。(C)Jay Adeff/U.S. Figure Skating

SPは111・17点で首位に立ったチェン。危なげない4回転ジャンプは、当初の予定から変更して後半にフリップを飛んだ。(C)Jay Adeff/U.S. Figure Skating

 現地時間10月23日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第1戦アメリカ大会(スケートアメリカ)が開幕した。

 世界中が新型コロナウイルスの影響を受けるなか、同大会はアメリカの地元選手や練習拠点とする選手のみが出場。無観客開催となったが、観客席にはファンのパネルが置かれるなど、様々な工夫のもと実施されている。

 初日に行なわれた男子のショートプログラム(SP)で首位に立ったのは、21歳のネイサン・チェンだ。4回転+3回転トゥループと4回転フリップ、そして苦手とされているトリプルアクセルも着氷し、スピンやステップもノーミスでこなし、111・17点でSPでの自己ベストを更新した。

 試合後のカンファレンスで、チェンは「今日の出来には満足している」と語っている。

「難しい状況だけれど、(今後控えている)北京五輪やどんなオリンピックも、自分にとっては大きなモチベーションになる。それに、子どものころから家族が、1ミリでもいいから良くなるようにと育ててくれたと思う。世界中がこんな状況となっているなかで、アスリートとして、このようなチャンスに恵まれたことは幸運だ」

【動画】ジャンプも難なく着氷! SPでネイサン・チェンが決めた4回転フリップはこちら!
 そして、この日に白いシャツに黒いパンツ、黒いジャケットという新たな衣装で演技したSPについてはこのように述べた。

「このプログラムそのものが僕にとって新しいものであり、今後まだ多くの修正と改善が必要になる。今回はスペイン、ラテンアメリカの音楽を取り入れているけれど、必ずしもそれと同じダンスをしようとしているだけではなくて、インスピレーションを受けている映画のキャラクターの要素も盛り込んでいる」

 ちなみに、チェンは近年はラフな衣装を好んで着用し、前哨戦となったISUポイントチャレンジでもシンプルな装いだった。そのため、この日の姿を見守ったアメリカのフィギュアファンからは、「とても素敵な衣装だった!」「本音を言うとワンポイントカラーが欲しいけれど、“衣装”だったことに驚きよ」「ネイサンがついにフィギュアスケートに最適な衣装を手に入れた!」など喜びの声が上がっている。

 フリーの演技は翌24日に行なわれる。次はどんな演技を、そしてどんな衣装で氷上に現われるのか、世界中のフィギュアファンが期待している。

構成●THE DIGEST編集部

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