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海外ツアー帰りの渋野日向子に変化はあるのか?国内5試合は“100ヤード以下の距離”が注目ポイント

THE DIGEST編集部

2020.10.29

4か月ぶりの国内ツアー復帰を果たす渋野。初日は10時より小祝さくら、永峰咲希と同組で回る。(C)Getty Images

4か月ぶりの国内ツアー復帰を果たす渋野。初日は10時より小祝さくら、永峰咲希と同組で回る。(C)Getty Images

 約2か月に及ぶ海外遠征から帰国し、2週間の隔離期間を経た渋野日向子が、ついに今週開催される『樋口久子三菱電機レディス』から国内ツアーに復帰する。実に4か月ぶりの国内ツアー参戦だが、果たしてどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

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 渋野にとって幸いだったのは、五輪強化指定選手の特例として、ゴルフ場、練習場、トレーニング施設の利用を許可されたことだ。事前に申請して認められた場所に限られるが、使用できるとできないとでは天と地の差がある。実際、8月の『AIG女子オープン』に出場した稲見萌寧は隔離期間中に自宅での素振りや軽いトレーニングしかできず、本来の実力を発揮するのに時間を要した。渋野の場合、何もしない日が2、3日あったぐらいで、それ以外はゴルフ場か練習場でボールを打つことができたという。せっかく海外で得た感覚を失わずに国内ツアーに復帰できるのは大きい。
 
 帰国後、改めて今回の海外遠征を振り返ったという渋野。「ロングアイアン、フェアウェイウッド、ユーティリティアイアンの精度がかなり大事だと今まで以上に感じました」と語る。国内ツアーでのドライビングディスタンスが昨年は12位(248・21ヤード)だったとはいえ、米ツアーの中に入ればけっして飛ぶ選手の部類に入るとはいえない。当然のように、2打目で使うクラブは長いものになる。上位に入るためには、その長いクラブでもピンの近くに寄せる技術が必要になると感じたわけだ。

 さらに、緊急な修正を求められているのがパッティングだという。「ロングパットの距離感もつかめていませんでしたし、2メートル以下のパッティングも(海外の)6試合で何回外したことか。それだけで何打も損しているなと思いました」と自戒を込めて反省する。ラインを読む技術や、その読みに対してボールが転がるスピードが合ってくれば、2メートル以下のパッティングをカップインさせる確率は上がると考えている。確かに渋野が出場した試合で上位に入る選手は2メートル以下のパットを決める確率が高かったのは間違いない。
 

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