学生三大駅伝の今季開幕戦「全日本大学駅伝」が１日８時５分にスタート。コースは、名古屋・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前までの８区間106.8キロで、25チームによる大学日本一をかけた戦いが繰り広げられている。

　今年は無観客での開催で声援が無い中、スタートの号砲とともにローレンス・グレ（札幌学院）が引っ張る形でレースは進んだ。ラスト２キロを切り、北澤優樹（京都産業大）が仕掛けると、一気にレースは動いた。島﨑慎愛（國學院）、砂岡拓磨（城西大）、三浦龍司（順天堂大）、加藤淳（駒澤大）、児玉真輝（明治大）ら５人による熾烈なスパート合戦に。ラスト400メートルあたりで、順天堂大のスーパールーキー三浦が、猛スパートをすると、そのまま１番で中継所に駆け込んだ。

　レース後、三浦龍司（順天堂大）は「中継の選手が見えたので力を振り絞るだけだなと思って切り替えました」とコメント。さらに、襷を渡したチームメイトたちについては「頼れる先輩方なので、いい流れを崩さずに最後まで持って行ってくれると思います」と語った。
  　１区（9.5キロ）の区間順位は以下の通り。

１位　三浦龍司（順天堂大）27分07秒
２位　砂岡拓磨（城西大）27分10秒
３位　加藤淳（駒澤大）27分13秒
４位　島﨑慎愛（國學院）27分15秒
５位　児玉真輝（明治大）27分15秒
６位　辻口文哉（早稲田大）27分18秒
７位　佐伯陽生（東海大）27分23秒
８位　瀬戸祐希（山梨学院）27分23秒
９位　児玉悠輔（東洋大）27分25秒
10位　湯原慶吾（青山学院）27分26秒

構成●THE DIGEST編集部