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格闘技・プロレス

「我々のモンスターは本当に特別!」井上尚弥の圧巻王座防衛にトップランク社会長もご満悦!「私はこんな若者を…」

THE DIGEST編集部

2020.11.01

モロニーを巧みにいなして、KO勝利をあげた井上をアラム会長が称えた。 (C) Getty Images

モロニーを巧みにいなして、KO勝利をあげた井上をアラム会長が称えた。 (C) Getty Images

 新たな伝説の幕開けだ。

 WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が、WBA同級2位のジェイソン・モロニー(オーストラリア)との防衛戦に臨み、7回2分59秒でKO勝ちした。

 序盤こそ挑戦者の攻勢にやや押された井上だったが、それにも動じずに冷静に応戦。6回に強烈な左フックでダウンを奪うと、7回にモロニーの顔面に鋭い右ストレートを見舞ってKO勝利をあげた。

 昨年11月のノニト・ドネア戦以来、約1年ぶりの実戦ながら、ラスベガスでのデビュー戦を華々しい勝利で飾った井上。試合後には、「試合を通して場面、場面での判断力をドネア戦で学んだ。その時よりパワーアップしていると思います」と自信をのぞかせた。
 
 パウンド・フォー・パウンド・ランキング2位のポテンシャルを全世界に見せつけた井上には、マネージメントを務める米『TOP RANK』社のボブ・アラム会長もご満悦だ。試合後に公式サイトで次のコメントを発信している。

「我々の“モンスター”は本当に特別なファイターだ。私は長い間、この業界にいるが、こんな若いファイターは観たことがない。そして戦士のように戦ったモロニーの功績も称えたい。彼は勝つために必要な最善を尽くしたと思う」

 試合後のフラッシュインタビューでは、「タイミングが合うほうとやりたいと思っています」と、ノニト・ドネアとノルディーヌ・ウーバーリの勝者か、WBO王者のジョンリール・カシメロ(フィリピン)との王座統一戦を次なるターゲットに据えた井上。日本のモンスターの今後からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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