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格闘技・プロレス

神童・那須川天心が“Mr.RISE”裕樹に2ラウンドでKO勝利!来春の那須川挑戦権獲得トーナメントは志朗が優勝

THE DIGEST編集部

2020.11.01

裕樹に見事なKO勝利を収めた那須川。(C)RISE

裕樹に見事なKO勝利を収めた那須川。(C)RISE

 11月1日、エディオンアリーナ大阪にて『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE OSAKA』が開催された。

【PHOTO】得意のライトニング・レフトで敵を圧倒!”神童”那須川天心!

 メインイベントは“神童”那須川天心と、この大会で引退を決めている裕樹との対戦。22歳の那須川に挑戦する6日には38歳を迎える裕樹は、RISEのスーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級の3階級で王者となり、「Mr.RISE」と呼ばれてきた選手だ。

 この祐樹に対し「RISEを引っ張ってきた選手なので、尊敬している」という天心は「裕樹さんは昔からホント熱い選手なんで、その気持ちに応えたいと思いつつ、しっかり倒さないといけない」と気を引き締めていた。

 試合は得意とするローキックで裕樹が天心を攻めようとするが、試合のテーマを「冷静と上昇」として臨んだ天心が、文字どおりの冷静さで、持ち前のスピードパンチを繰り出し、1ラウンド40秒で早くも最初のダウン。2ラウンド2分56秒で天心の左ヒザ蹴りが裕樹の顎に直撃してKO勝利。日本に敵なしの強さを見せた。

 試合後、天心は「引退試合という気持ちを殺して僕はこの試合にのぞみました。本当にありがとうございました。なかなか格闘技界に裕樹選手みたいな方は現れない。最後に試合ができて本当に良かったです」と感謝の気持ちを伝えた。
 
 また同日行なわれた「那須川天心挑戦者決定トーナメント」では志朗とRISEバンタム級王者の鈴木真彦が決勝で対戦。コロナ期に身体のコンディショニングを見直し「過去最高の出来」と語っていた志朗がムエタイ仕込みの手数の多さと冷静なファイトで鈴木に3ラウンド3-0で判定勝ち。「那須川天心くんに負けてから僕の時間は止まったままでした。天心くんがボクシングに転向する前に敗北の味を教えるので、来年は楽しみにしていてください」と語った。来年春に天心vs志朗が実現する。

 女子「GIRLS POWER QUEEN of QUEENS」の決勝は、紅絹(NEXT LEVEL渋谷)と寺山日葵(TEAM TEPPEN)が対戦し、寺山が判定で優勝した。

 主な結果は下記のとおり。

◆RISE◆
『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE 2020』
2020年11月1日(日)
大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場 
観衆 未発表(チケットは全席完売)

▼メインイベント Mr.RISE Final Match(58kg契約 3分3R / 延長1R)
〇那須川天心(TARGET / Cygames)2R 2分56秒 KO 裕樹●(ANCHOR GYM)
※跳び膝蹴り

▼セミファイナル RISE DEAD OR ALIVE 2020 那須川天心挑戦者決定トーナメント~決勝戦 (55kg契約 3分3R/ 延長2R)
●鈴木真彦(山口道場)3R 判定0-3 志朗〇(BeWELLキックボクシングジム)
※志朗が来春のビッグマッチで天心と対戦

▼RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020決勝戦 (3分3R / 延長2R)
●紅絹(NEXT LEVEL渋谷)3R 判定0-3 寺山日葵〇(TEAM TEPPEN)

構成●THE DIGEST編集部

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