11月1日、『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE OSAKA』のメインイベントで勝利を収めた那須川天心が、その特別な思いについて語った。
この日の試合は11月6日で38歳を迎える裕樹との対戦。Mr.RISEと呼ばれ、スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級の3階級で王者となった裕樹とは、食事をしたりしながら色々な思いを語り合ってきた。誰かの引退試合の相手になるのも初めてという状況の中、心の中に複雑な思いを秘めながら対峙する試合となった。
第1ラウンドで1つダウンを奪った那須川だが、相手の裕樹もプライドを持って立ち上がり、得意のローキックを仕掛け、那須川はそれを封じ込める。第2ラウンドでは左ストレートで2度目のダウン、ロープへ倒れ込むスタンディングダウンを奪い、2ラウンド終了間近の2分56秒に左膝蹴りを放ち、那須川がKO勝ちを収めた。
この試合を終えた那須川は「いい時間だったなと思いました。普通の試合じゃない感覚でした。向こうも思い切りきてくれましたし、それに答える感じで…」と振り返る。
また「いろんな思いがありました。興奮じゃなく…よく拳が光るとかいうじゃないですか。そんな感じでした。なんか非常にゆっくりに感じた。途中途中で早く終われ、というか止めてほしい、そんな感覚でした」と、どれだけ打っても立ち上がろうとする裕樹を相手に戦った気持ちを吐露した。
一方、対戦した裕樹は「世界で戦う男の…世界一の男の強さを…そういったものを肌で感じて満足しています」と話し、「彼はやっぱいいい男ですね。うん、いい男です。試合での強さというのは今日しかわからないんですが、彼と話してきた中で僕にしかわからない彼の良さというのはあります。それが何なのかというのは言葉じゃ言い表せない。だけど、すごいかっこいい、かっこいい男だなと思いました」と清々しい面持ちで那須川の魅力を語った。
試合途中では那須川が一瞬ノーガードになり、裕樹のパンチを受ける姿も見られた。
「本来はこんなことしちゃいけないんだけど…」としつつも、受けた拳は「思いがつまった重い感じでした」という那須川。あえてその重みを受け、Mr.RISEの道のりを深く身体と心に刻み、継承していくことだろう。
取材●どら増田
構成●THE DIGEST編集部
この日の試合は11月6日で38歳を迎える裕樹との対戦。Mr.RISEと呼ばれ、スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級の3階級で王者となった裕樹とは、食事をしたりしながら色々な思いを語り合ってきた。誰かの引退試合の相手になるのも初めてという状況の中、心の中に複雑な思いを秘めながら対峙する試合となった。
第1ラウンドで1つダウンを奪った那須川だが、相手の裕樹もプライドを持って立ち上がり、得意のローキックを仕掛け、那須川はそれを封じ込める。第2ラウンドでは左ストレートで2度目のダウン、ロープへ倒れ込むスタンディングダウンを奪い、2ラウンド終了間近の2分56秒に左膝蹴りを放ち、那須川がKO勝ちを収めた。
この試合を終えた那須川は「いい時間だったなと思いました。普通の試合じゃない感覚でした。向こうも思い切りきてくれましたし、それに答える感じで…」と振り返る。
また「いろんな思いがありました。興奮じゃなく…よく拳が光るとかいうじゃないですか。そんな感じでした。なんか非常にゆっくりに感じた。途中途中で早く終われ、というか止めてほしい、そんな感覚でした」と、どれだけ打っても立ち上がろうとする裕樹を相手に戦った気持ちを吐露した。
一方、対戦した裕樹は「世界で戦う男の…世界一の男の強さを…そういったものを肌で感じて満足しています」と話し、「彼はやっぱいいい男ですね。うん、いい男です。試合での強さというのは今日しかわからないんですが、彼と話してきた中で僕にしかわからない彼の良さというのはあります。それが何なのかというのは言葉じゃ言い表せない。だけど、すごいかっこいい、かっこいい男だなと思いました」と清々しい面持ちで那須川の魅力を語った。
試合途中では那須川が一瞬ノーガードになり、裕樹のパンチを受ける姿も見られた。
「本来はこんなことしちゃいけないんだけど…」としつつも、受けた拳は「思いがつまった重い感じでした」という那須川。あえてその重みを受け、Mr.RISEの道のりを深く身体と心に刻み、継承していくことだろう。
取材●どら増田
構成●THE DIGEST編集部