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ハワイ育ちのサーファー前田マヒナ、松田詩野を抑えV!東京五輪を見据え「日本のために代表になりたい」と抱負

THE DIGEST編集部

2020.11.03

グランドファイナルで唯一5点台をマークし、日本一のサーファーとなった前田マヒナ。写真:JAPAN OPEN OF SURFING

グランドファイナルで唯一5点台をマークし、日本一のサーファーとなった前田マヒナ。写真:JAPAN OPEN OF SURFING

 日本一のサーファーを決める「ジャパンオープンサーフィン」の決勝(グランドファイナル)が、3日、一宮町釣ヶ崎海岸にて行なわれた。サーフィンの本場ハワイで生まれ育った実力者・前田マヒナが、条件付きで東京五輪の出場権を獲得している松田詩野を抑え、初優勝を飾った。

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 難しい波が多く、高得点を狙えそうな波を探すのに選手らが苦戦する中、前田は前半から積極的に波に乗り、7本のライディングを行なった。得点の高い2本の合計点を争う中、1本目でいきなり5.67点という高スコアをマーク。3本目で3.80点と2本そろえ合計9.47点で首位に立つと、そのまま他選手に抜かれずフィニッシュし、日本一の座を掴んだ。この優勝により、来年5月の東京五輪最終予選を兼ねたエルサルバドルでの世界選手権代表を決めた。

 優勝後、前田は「5.67の(点を出せる)波に乗ってラッキーと思っていて、うまくバックアップ(2本目の点)が出せなくて…」とコメント。それでも「優勝したからすごくうれしい」と、率直に喜びを表した。世界選手権に向け「日本のために代表になりたい」と、東京五輪を見据え強く誓った。
 
 一方、2連覇を狙った松田は、前田と対照的な試合展開。開始からいい波を選び、10分経過するもノーライディングとスロースタートを切る。その後4本の波に乗るも、思うような波に乗れず、合計6.60点と4位に甘んじた。すでに世界選手権代表の松田は、「メダルをとって、このビーチで開催されるオリンピックに向けてレベルアップしていきたい」と、試合後の会見で目標を語った。

 これで五輪最終予選の世界選手権代表は、都筑有夢路、松田詩野、前田マヒナの3名となった。

構成●THE DIGEST編集部
 
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